言いたい事は言いたい人に言って下さい

昨日紹介した星野さんのDVD
「信じる力が人を動かす 経営者・星野佳路の仕事」

このDVDの中で、
経営を再建することになった旅館の社員さんに、
星野さんはこんなことを言っています。

言いたいことは言いたい人に直接言ってください。
その責任は全部こちらが取りますから・・・

私も組織の立て直しをする時に感じるのですが、
うまくいっていない会社ほど、
言いたいことを言いたい人に直接言っていない
ケースが多いと思います。

言いたいことを本人に言わずに他の人に言うと、
何が起こるでしょうか?

グループができるのです。

自分が他人の悪口を言っていると、
他人も自分の悪口を言っていると思ってしまいます。

自分の悪口は言われたくないので、
なるべく自分の仲間を増やそうとします。

仲間を増やすには、
共通の敵を作ることが一番効果的です。

他人の悪口を一緒になって言い、
仲間につけようとします。

これがグループの形成につながります。

グループができると
グループ同士で対立が起こり、
生産性が下がります。

会社にとってやるべきことより、
グループを維持することが
優先されるからです。

そうなると会社の業績は下がる一方です。

こういう組織を立て直すには、
まずグループを解体することから
始める必要があります。

では、どうしたら
グループを解体できるのでしょうか?

答えは、
グループを超えた共通の目標を作ることです。

グループのことばかり考えていては
達成できないような目標を立てることで、
否応なしに協力せざるを得ない環境を作るのです。

もともと同じ組織なのですから、
共通の目標を立てることは可能なはずです。

そのためには、まず現状を知ってもらい、
共通の目標とのギャップを認識してもらうことから
始める必要があります。

その上で、どちらのグループが良い悪いではなく、
いかに目標達成に近づけるかだけを話し合って決め、
実行してもらいます。

目標達成に向けて取り組んでも、
今まで通りお互いへの不満は出てきます。

しかし、それも全て話し合いのテーブルに載せ、
言いたいことを言いたい人に直接言ってもらうことで
解決していきます。

結局、グループ内で言っていることは、
そのグループ内では正しいとされるため、
グループ内では問題は解決しません。

一つ上の会社全体という視点で、
適切か不適切かを考えなければ問題は解決しないのです。

だからこそ、言いたいことはグループ内に留めず、
言いたい人に直接言うべきなのです。

それで問題になるなら、
会社全体の視点で経営者が解決すればよいのです。

ただし、その時に重要なのは、
経営者が一方的に答えを出すのではなく、
対話の場を設けて解決に導くことです。

それには対話のスキルが必要であり、
だからこそ経営者が組織作りを学び、
できるようになることが必要だと思うのです。

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

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