先日、石破首相が戦後80年に当たって、
先の大戦に関する所感を発表しました。
内容については、
戦争を繰り返さないためには
歴史に学ぶ必要があるという主張で、
その通りだと思いました。
それはそれでまた書こうと思うのですが、
今回ブログに書きたいのは、
所感のあとの記者との質疑応答です。
ビデオニュースの神保氏が、
石破首相にこんな質問をしました。
今回、このような所感を発表するにも、
総理がやりたいと思った時に
自民党内で根強い反対があったり、
批判的な意見が出たりして、
外から見た時に自民党内に対立があるように
感じられるのですが、
それは思想の違いなのか、
路線の違いなのか、
それは一体何なのでしょうか?
これに対して、
石破首相はこう回答しました。
経済が順調に伸びていて、
人口も順調に増えている時は、
いろいろな意見の対立は表面化しない。しかし、経済が停滞し、
人口が減ってきて、
社会が行き詰まりを見せた時に、
いろいろな意見の対立が問題になる。
その通りだと思います。
会社も同じで、
売上が年々上がって社員数も増えている時は、
社内で対立はあっても問題になりません。
問題にならないというか、
それに関わっている時間がない
というのが実態だと思います。
それに対して、
会社の業績が悪くなってくると、
部門間の対立が表面化してきます。
お互いを批判しあって、
関係性が悪くなります。
そういう意味で、
部門間の対立を解決するためには
会社の業績を良くすればいい
という考え方もあると思います。
ただ、そもそも会社の業績が良かったことが
外部的な要因だった場合、
外部要因はコントロールできないので、
自ら会社業績を良くすることはできません。
つまり、会社業績を良くすることで
対立の問題を解決するというのは
難しいと思います。
だとしたら、
自分たちの力で問題を解決する必要があります。
それは、対立を対話に変える試みです。
違う考え方を持っている人同士が、
共通の目標を見つけて、
その目標の達成に向けて一緒にできることを
模索するということです。
そこは、対立を煽るのではなくて、
問題解決を願って見守る必要がある
と思っています。
今回、石破首相が
戦争が起こった原因の一つにメディアの在り方を
挙げていました。
新聞が売れるからと言って
好戦的な記事を書くことで、
ナショナリズムを高めました。
それは今はSNSと姿を変えて、
同じようなことが起こっています。
対立や問題があると大きく取り上げ、
大きな問題にしようとします。
それは、問題の解決よりも、
注目を集める手段として
問題を問題化しようとします。
先ほど書いたように、
対立を対話に変えるには、お互いの話を聴き、
相手の背景をイメージしながら、
解決に向けて協力できるところを探す
というプロセスが必要です。
時間もかかりますし、
冷静になって
心穏やかに考える必要がある
と思います。
そこを注目を集める目的で
炎上させてしまっては、
対話にならなくなります。
対立をニュートラルに捉えて、
見守るような姿勢が
大事なのだと思います
多様化すれば、
対立は当たり前になります。
対立を問題化させることなく
対話に持ち込む技術が必要なのだと思います。
私はそれを可能にするのが、
チームビルディングだと信じています。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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