昨日のブログで
リーダーは
ルールを守らなければならない!
という話をしました。
たしかに
リーダーとして一貫性を保つために
ルールを守らなければなりません。
しかし、
リーダーが
ルールにとらわれて、
現状維持にとどまっていては
イノベーションは起こりません。
イノベーションの起こせない組織は
衰退します。
そもそも、
リーダーというのは、
知っている世界から、
知らない世界に一線を越える人
のことです。
常に、新しいことに
チャレンジするのがリーダーです。
そういう意味では、
既存の枠にとらわれては
いけないのです。
だから、
リーダーは
ルールを破るべき存在です。
そうなると・・・
リーダーが
ルールを守れ!という一方で、
ルールをやぶるというのは。
明らかに矛盾しています。
この矛盾をどのように解決したら
良いのでしょうか?
これは「自己言及のパラドックス」
と言われるものです。
有名なのは・・・
「私は嘘つきである」という文章です。
この文章がおかしいことに
気付きますか?
嘘つきの人が
「私は嘘つきだ」と
言っているということは、
嘘つきではないということです。
「私が嘘つきだ」と言っているのは
嘘だからです。
でも、
「私は嘘つきだ」言っているのに
嘘つきじゃないのはおかしくない?
という話です。
同じような話で、
貼り紙禁止!の貼り紙
の話があります。
貼り紙禁止!なら、
貼り紙禁止!の貼り紙は
禁止のはずです。
しかし、
貼り紙禁止!の貼り紙を
貼らないと
貼り紙禁止が伝わりません。
この矛盾はどのように解決したら
良いのでしょうか?
それは・・・
それぞれのレベルが異なっている
と考えればよいのです。
つまり・・・
「私は嘘つきである」時点と
「私は嘘つきである」と言っている時点は
違うとことです。
同様に・・・
貼り紙禁止!の貼り紙は、
張り紙禁止!と言っている時点と
貼り紙を張っている時点は
違うということです。
時間軸がずれているので矛盾していない
という理屈です。
これをバートランド・ラッセルの
「階型理論」といいます。
イノベーションを起こすリーダーと
ルールを守れ!と言うリーダーは
同じではないのです。
だから、
ルールを守れというリーダーが
ルールも破ってもいいのです。
つまり、
GOTOを一時停止した菅首長と
ステーキ屋さんで8人で会食している
菅首相は違うのです!
う~ん
さすがに無理がありますね?(笑)
ただ、
ルールを守るが絶対だ!と考えるのは
自らの組織でイノベーションを
放棄することになる
ということは頭に入れておく
必要はあります。
菅首長も
「コロナは嘘である」という
イノベーションを起こしたかった
というのであれば、
リーダーとして意外に支持されるかも
しれません。(笑)
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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