目標を伝えるのは怖い?

先日、お客様のリーダーさんと
面談している時に
こんな相談を受けました。

メンバーがもっと主体的に
動いてくれればいいんですけど・・・

なるほど!

リーダーがいちいち言わなくても
メンバーが主体的に動いてくれたら
いいですよね!

では、どうなっていたら、
メンバーは主体的に動けるように
なるでしょうか?

それには、
何をしないといけないのか?
自分たちで判断できるようになっている
必要があります。

では、自分たちで判断するって
何をもって判断するのでしょうか?

それは目標です。

目標があるから、
何をしないといけないのか?
適切に判断できます。

チームが何を目指しているか?
が分からないのに
主体的に動かれたら、
収拾がつかなくなります。

なので、念のため、
目標が共有されていますか?
と確認をしてみました。

すると、
目標を伝えていないと言うのです。

ん?目標を伝えていない・・・

主体的に動いて欲しいと言いながら
目標を伝えていないなんて
なんとも矛盾しているように思います。

なぜ、リーダーはメンバーに
目標を伝えないのでしょうか?

分かる気がします。

それは、怖いのです。

リーダーは、会社から目標を伝えられます。

会社の目標を達成するには
自分のチームの目標を達成しなけば
なりません。

会社から直接説明を受けているので、
リーダーは目標を達成する意味が
分かっています。

しかし、チームのメンバーは、
会社の目標から遠いところにいるので、
その意味が分かりません。

そこを、リーダーが
説明しないといけないのですが、
説明しようにもどう説明したらよいか?
分かりません。

上手く説明できないのに
目標だけ伝えたら
メンバーはやらされ感を感じます。

嫌な顔をされるかもしれません。

チームのメンバーとは、
日々、顔を合わせます。

気まずい関係になったら、
日々が重たくなります。

重たくなるぐらいなら
言わないでおこうと思います。

目標を伝えることで
日々の関係性が壊れることを
恐れているのです。

たしかに、目標を伝えないことで
日々の関係性は壊れないかも
しれません。

しかし、目標を伝えないことで、
メンバーを何を目指しているのか?
分からないので、
とりえず、言われたことをします。

言われたことをするのですが、
その目標が理解できていないので
自分がやりやすいようにやります。

目標からズレたことをやっても
成果も出ません。

すると、言われたことも
意味がないじゃないか?と
思うようになり
言われたこともやらなくなる・・・

言われたこともやらないので、
リーダーはイヤな気持ちなる・・・

リーダーの嫌な気持ちは
メンバーに伝わります。

結局、日々の関係性は悪くなります。

チームの雰囲気を良くするには、
目標を伝えて、
目標の意味を理解してもらい
一緒に目標達成に向かうしかないのです。

できるかどうかは別にして、
それにチャレンジしない限り、
チームが機能することはありません。

なぜなら、チームというのは、
目標を共有した集団だからです。

目標を伝える怖さは理解できますが、
目標を伝えない限り、
チームは機能しないので、
リーダーが望んでいるものは、
残念ながら、手に入ることはないのです。

では、どうすれば、
目標が上手く伝わるのか?

長くなったので、
次のブログに書きたいと思います。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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