先日、管理職の方と話している時に
こんな相談を受けました。
『部下がメモを取らないんです。』
この相談をいただくことが多いです。
最近は、
若手に厳しく言えないこともあって
メモを取ることを強制できないですか?
と相談されます。
業務命令でメモを取れ!と言えば
良いだけのことだと思いますが、
問題はそこではないと思います。
部下がメモを取らない理由は、
3つあると思っています。
1つ目は、
メモを取ると、
自分が分かっていないことが
バレてしまうためです。
メモを取る時に
言われたことを要約して
文字にします。
メモしたものは、
自分が理解したものです。
自分が理解したものが、
文字として明らかになると、
正しければ問題ありませんが、
間違っていたら注意されます。
その注意されるのが嫌なので、
メモを取らないのです。
そんなバカなことがあるか?
と思われるかもしれませんが、
極力、注意されたくない!
指摘されたくない!
と考えている若者が多いのも事実です。
ただ、メモを取らない方が
忘れたり、間違えたりして、
ミスを起こしやすくなるので、
メモを取ったほうが
注意を受けることが少ないこと
を伝えることが大事です。
また、そもそも、
上司から注意を受けることを恐れて
メモを取らなくなっているということを
上司としてどう受け止めるのか?
も大事だと思います。
そして、
メモを取らない2つ目の理由は、
言われていることが分からない
ということです。
1つ目のところで書きましたが、
メモを取るという行為は、
言われたことを文字に変換する
ということです。
そもそも、言われていることが
分からなければ、
文字にしようがありません。
なぜ、そんなことが起こるのか?
というと・・・
上司が部下の理解レベルを
把握していないからです。
このくらい分かるだろうと思って、
指示を出しているのかもしれませんが、
部下には難しすぎて
理解できていないということです。
指示を聞いている部下の反応を見ながら、
分かっていないと思ったら、
分からないことは教えるしかありません。
そして、
メモを取らない3つ目の理由は、
取らないのではなく、取れないのです。
繰り返しになりますが、
メモを取るという行為は、
言われたことを文字に変換する
ということです。
そもそも、その変換ができない
ということです。
つまり、文字にする能力がない
ということです。
普段から文字を書く
ということをしていないので、
急にメモを取れと言われても
文字にできないのです。
できないものは、
できるようにするしかありません。
いつも書いている
知らない→知っている→やってみる
→分かる→できる→している
です。
まずは、メモを取れるように
メモの取り方を教える必要があります。
このようにメモを取らないといっても
様々な背景があります。
メモを取るようにするには、
部下がメモを取らない背景を理解して、
それぞれに合った対応をすることが
必要なのです。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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