自分に厳しいリーダーが組織に与えるダメージ

先日、社長さんとお話ししている時に
最近、営業利益が伸びてきているので、
「これまでの取り組みの成果ですね!」
とお伝えしました。

すると社長さんは、
「いや、大したことはしていませんよ」
とおっしゃいました。

謙虚なのか、自分に厳しいのか・・・

真意は分かりませんが、
その姿勢では、
社員の皆さんが報われないのではと感じました。

というのも、
自分自身を認められない人は、
他人を認めることもできないからです。

「この程度では、まだまだだ」
と思っている人が、
自分の部下を認めるとは考えにくいのです。

当然、部下に対しても、
「まだまだだ」と思っていることでしょう。

一方の部下は、
「結果を出しているのに、なぜ評価されないんだろう?」
と疑念を抱き、信頼関係が揺らぎます。

せっかく成果が出ている取り組みも、
継続が難しくなってしまいます。

「承認は行動のためのガソリン」
と言われます。

人が行動を続けていくには、
エネルギーが必要です。

たしかに、自分に厳しい人は、
「自分はまだまだだ」と思うことで、
努力を重ねているのかもしれません。

しかしそれは、
“負のエネルギー”によるもので、
長い目で見ると危ういものです。

なぜなら、負のエネルギーは
「自分を不幸にすること」でしか
生まれてこないからです。

「上手くいっている」と感じた瞬間に、
やる気が出なくなるのを恐れて、
「上手くいっていないこと」にしてしまうのです。

もしそれが個人の問題であれば、
本人が選べばいいことかもしれません。

しかし、組織の中でその考え方を持ち込むと、
周囲まで不幸にしてしまいます。

上手くいっていることがあるからこそ、
今の結果が出ている。
すべてがダメというわけではないのです。

私がいつもブログで書いているように、
できることしかできません。

そして、できないことは、
学ぶことでできるようになっていくのです。

だからこそ、
「まだまだだ」とダメ出しするのではなく、
「ここまでできるようになった」という現実を、
一度しっかり認めることが大切です。

その上で、新たなゴールを設定し、
次に向かって進んでいくこと。
これが前進の力になります。

「できていること」は、
「できていること」として認められることで、
次への意欲と推進力が生まれます。

「できていること」と「これからの課題」の区別が曖昧だと、
すべてが「まだまだだ」という話になってしまい、
モチベーションは下がる一方です。

結局、これは目標設定の問題です。

目標が適切に設定されていないからこそ、
承認も評価も、正しく行われないのです。

目標をどこに置くのか?

それが大事なんだと思います。

今日も最後まで読んでいだき
ありがとうございます。

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