組織のコンサルティングをしていて、
最近、相談のテーマが
事業承継になるケースが増えてきました。
事業が上手くいっていない時は、
目の前の問題を解決することが
テーマになります。
しかし、事業が上手くいくようになると、
将来のことが考えられるようになります。
将来の問題は、
緊急ではありませんが重要な問題です。
緊急でないだけに、
社内で話し合おうにも、
なかなか優先順位が上がりません。
しかし、私のような外部の人間が
会社にやってくると、
みなさん、集まらざるを得ないので、
話し合う時間が確保されます。
そういう意味で、
事業承継の問題を進めるには
外部の人を活用するのが有効だと思います。
さて、事業承継の問題を扱っていると
引き継ぐ人と引き継がれる人の
温度差が問題になります。
引き継ぐ人は、
引き継ぐ仕事の内容の難しさが
分かっているので、
なるべく時間をかけて伝えようとします。
それに対し、引き継がれる人は、
引き継がれる仕事の難しさも分かっていないし、
目の前にやるべき仕事もあるので、
どうしても対応が遅くなります。
引き継ぎの打ち合わせに出てこなかったり、
前回の打ち合わせで決めたことを
やっていなかったりします。
引き継ぐ人からすると、
やる気があるのか!
そんなんじゃ、間に合わないぞ!
という話になります。
第三者として話を聴いていると
引き継ぐ人が言っていることが
正しいと思います。
しかし、組織で動く時に大事なことは、
正しいことより共感されることです。
人はいくら正しいことを言われても
素直に「そうですか!」という話になりません。
相手が心から「そうだよね!」
と共感しないと動きません。
だから、事業承継が上手くいかない時は、
引き継ぐ人と引き継がれる人が
共感できていないのだと思います。
このズレをなくすためには、
お互いにとってよいと思える
共感できるゴールが必要です。
一方がよいと思えるゴールを
押し付けたところで上手くいきません。
では、どうしたらよいのか?
というと・・・
お互いの話を丁寧に聞きながら、
共感できるゴールを見つけるしかない
と思っています。
普段、一緒にいるからには、
何かしら共感できるゴールはあるはずです。
簡単ではないですが、
共感できるゴールが見つからない限り、
事業承継を進めても上手くいかない
と思っています。
今日も最後まで読んでいだき
ありがとうございます。
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