先日、一緒にお仕事をしていた方から、
今働いている会社の組織運営の相談を受けました。
その会社では、離職率が高くて、
新しい人を採用しても、
すぐに辞めていってしまうという問題を
抱えていました。
では、管理職が悪いのか?というと、
そんなことはなくて、
人手不足の中、管理職の皆さんも
一生懸命に仕事をしているそうです。
ただ、とにかく忙しく、
お互いに話をする時間がなく、
行き違いや誤解が多発して、
退職面談時に、退職理由を聞くと、
「人間関係」と答える方が多いとのこと。
そんなことを聞かされる
管理職の皆さんも疲弊している
とのことでした。
このような職場は、
決して珍しくないと思います。
このような組織をどうやって
立て直したらよいのでしょうか?
一般的に言うと、
「コミュニケーション不足だから、
コミュニケーションの量を増やしましょう!」
という打ち手になると思います。
みんなを集めて、
言いたいことを言い合いましょう!
みたいになると思います。
しかし、単純に
コミュニケーションの量を増やしても、
不平・不満・愚痴がたくさん出てくるだけで
状況が良くなるイメージが持てません。
むしろ、
解決すべき問題が山積みになって、
今よりも、さらに、
「どこから手を付けたらよいのか?」
分からない状況に陥ります。
では、どうしたらよいのでしょうか?
その答えが、
いつもブログで紹介している「SSR理論」です。
SSR理論とは、
・Strength(人材力)
・Structure(組織力)
・Relation(関係力)
この3つの頭文字を取った理論です。
組織の成果は、
「人材力」と「組織力」と「関係力」
の掛け算で決まりますが、
実はこの順番が非常に大切です。
「関係力」を高めようと思ったら、
その前の「組織力」を高める必要があります。
「組織力」というのは、
ルールや役割、目的・目標、
ビジョン・ミッション・バリューといった
組織活動に必要な「しくみ」のことです。
先ほどの事例でいうと、
「組織力」が明確になっていない状態で
「関係力」を高めようとするから、
不平・不満・愚痴が出てくるのです。
もちろん、不平や不満や愚痴を
吐き出すのも大事ですが、
成果を上げるには「組織力」が不可欠です。
だから、このような場合、
「組織力」を高めることが有効な打ち手になります。
つまり、ルールや役割、目的・目標、
ビジョン・ミッション・バリューを明確にする
ということです。
ただし、ここで気になるのは、
管理職が疲弊しているということです。
「組織力」を高めるには、
管理職の皆さんの力が必要です。
しかし、その管理職の皆さんが疲弊していると
「組織力」を高めることは困難です。
「組織力」を高めるのは、
その1つ前の「人材力」
つまり、管理職の力を高める必要があります。
では、「人材力(管理職)」を
どうやって高めれば良いでしょうか?
実は、
「人材力」×「組織力」×「関係力」
はループしています。
「人材力」×「組織力」×「関係力」×「人材力」×「組織力」×・・・
「人材力(管理職)」は、
一つ前の「人材力」×「組織力」×「関係力」
のサイクルにつながっていて、
「人材力(管理職)」の前段階は
「関係力(管理職)」です。
つまり、管理職だけを集めて、
コミュニケーションの量を増やすということです。
管理職だけであれば、
比較的「組織力」が高いため、
コミュニケーションの量を増やしても
荒れるようなことはありません。
今回の場合は、
管理職の方だけ集まっていただき、
話し合いの場を設けることが、
有効な「打ち手」になると考えました。
ただし、単に話をしてもらっても、
問題解決にはなりません。
そこで、コーチングの研修を実施した上で
お互いにコーチングをしてもらうことにしました。
この打ち手には、次のようなメリットがあります。
・コーチングの能力も身につく
・お互いにコーチングをすることで問題解決ができる
・コーチングの効果を実感すれば、職場でも実践しようという気持ちになる
私のコーチング研修では、
先日、ご紹介した「面談シート」を使うので、
すぐにできるようになります。
「社員が辞めなくなる面談シート」はコチラ!
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このような「打ち手」によって、
「人材力(管理職)」が向上します。
管理職の「人材力」が高まると、
その部署の「組織力」が高まり、
最終的にその部署の「関係力」も高まって、
組織全体の成果が上がります。
このようにSSR理論を活用すると、
「どこから組織を立て直せばよいのか?」
が分かるようになります。
理論があるからこそ、どんな組織であっても、
立て直すことができると考えています。
そして、この理論をお伝えしているのが、
「チームビルディング経営塾」です。
2025年10月から第12期が始まります。
現在、説明会を兼ねた
オープンセミナーを開催しています。
職場体験ワーク「ゾンビ村からの脱出」で学ぶ
社員が実行したくなる事業計画の作り方セミナー
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こ興味のある方は、是非、参加して下さい!
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
オープンセミナーを開催します!
職場体験ワーク「ゾンビ村からの脱出」で学ぶ
社員が実行したくなる事業計画の作り方セミナー

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事業計画が必要だと言われて作ってみたものの、
誰も興味を持たないし、
実現しようとしていないという話を
お聞きすることがあります。
事業計画をつくるだけなら、
ChatGTPがあれば、作れると思います。
しかし、どんなに優れた事業計画も
実行しなければ、絵に描いた餅になります。
大事なことは、実行することです。
しかし、事業計画を実行するのは、
社員さんですから、
社員さんがやりたいと思わないものは
実行されません。
ポイントは社員が実行したくなる
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このセミナーでは、
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作り方のお話をします。
このセミナーを受ければ、
社員が実行したくなる事業計画の
作り方を理解できるようになります。
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②職場体験ワーク「ゾンビ村からの脱出」
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⑤まとめ
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※いずれも同じ内容です。
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