U理論の入門の入り口 前半

前回のブログで
無意識に社員を怖がらせていること
があるかもしれない
というお話をしました。

鶴のひとこえの威力を鶴は知らない

 

「そんなことを言ったら、
社員に何も言えなくなってしまう
じゃないですか!」
という意見もごもっともだと思います。

言うべきことは言うべきです!

でも
「社員を怖がらせてはいけないんでしょ!」

そうですね!

「じゃ~どうすればいいの?」
という話になりますよね!

その答えになるのが、
「U理論」という考え方です。

 

 

私のブログでは、
あまり難しい理論を
説明してきませんでした。

チームの機能を上げてもらうことが
目的であって、
理論を理解してもらうのが
目的ではないからです。

しかし、
この理論は一度お話しておいた方が
よいと思うのでお話します。

 

 

これからお話するのは、
「U理論」と言います。

「U理論」はマサチューセッツ工科大学の
オットー・シャーマン氏によって、
世界の様々な領域に渡る
最も著名なリーダーへのインタビューや
イノベーターたちとの仕事を通じた経験を
元に生み出された理論です。

 

 

これは、分厚くて、途中で断念しました!

 

 

こっちのほうは読みやすいですね!

 

 

漫画もあります。

これは分かりやすいです。

この「U理論」をガチに解説するのは
至難の業だと思います。

なので、
私なりの解釈でザックリお話しますね!

私は自分のコンサルで使い易いように
解釈しているので、正しく理解するには、
書籍を読んでくださいね!(笑)

 

 

「U理論」を図にするとこんな感じです。

 

 

U理論は7つのステップで説明がされます。

1.ダウンローディング
人は未知なもの、好ましくないものに
出会ったときに、自分の経験に
照らして解釈をする。

2.観る
頭の中で起きている混乱に
動揺することなく、
目の前の事象、状況、情報に意識が
むけられている状態。

3.感じ取る
自分の過去の解釈を壊し、
見えなかったものを観ようとする。

4.プレゼンシング
こだわりがなくなり、
新たな解釈や考え方が
湧き上がってくる。
ここから未来が出現し、
イノベーションが生まれる。

5.結晶化
新たな解釈や考え方を自分の感覚として
カタチにしようとしているプロセス。

6.プロトタイピング
試行錯誤しながらアウトプットするプロセス。

7.実践
新しいやり方、仕組み、習慣として
実体化する。

 

 

 

重要なのが「ダウンローディング」です。

自分の常識を覆す考え方や自分と異なる価値観
プライドを傷つけらるような出来事などを
どう解釈するのか?です。

前回のブログで書いた「不都合な真実」なんかも
これに含まれます。

「ダウンローディング」は自動的な反応なので、
これは間違っている!
この人、分かっていない!
この人、嫌い!
と瞬間で決めつけてしまいます。

 

 

この自動的な反応をおさえて、
客観視することが大切です。

人と人は違うという前提に立てば、
決めつけるということは、
違いを認めないことです。

 

 

違いを認めないことは、
今の時代、非常に危険なことです。

なぜなら、お客様や取引先など
自社を取り巻く環境が多様化して
いる中で、自社が多様化しなければ
世の中から必要とされなくなるからです。

 

 

決めつけをしないということは、
判断をしたり、批判することを
「保留」するということです。

逆に、人は未知なもの、好ましくないものが
目の前に現れた時に、これを観なかったり、
見ないふりをすることを
「盲目状態」「立てこもり」と言います。

この方向へ進んでいくと
「傲慢」になります。

 

 

つまり、違いを認めず、
自分の価値観に合わないものを排除します。

こうなると、最後は人の話を聴かなくなり
「破壊」へと進みます。

図にするとこんな感じです。

 

 

「そして、誰もいなくなった」というヤツです。

誰も本音で話してくれる人がない
「孤独」な状態が待っています。

これはいやですよね!

では、そうならないようにするには
どうすればよいのか?

それは次回にお話ししますね!

 

 

U理論の入門の入り口 後半

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