電車に乗っている時に
前に座った二人がずっと話をしていました。
聞き耳を立てていた訳ではないのですが
自然と耳に入ってきます。
どんな話をしているか?というと
こんな話です。
「◯◯さんって
人の悪口ばっかり言って
全然、自分のこと、分かってないよね!」
いやいや、
あなたが分かってないんじゃないの?
とツッコミたくなります。
自分が悪口を言っている
ことに気付いていない…
でも、これって笑えないですよね!
いつも言っているように
人は一つのことをしながら、
別のことをやるって難しいのです。
「他人が悪口を言っている」という
悪口を言っている自分に気付けない
ということです
「言う」という行為と
「気付く」という行為を
同時にするのは難しいのです。
実はこれは人の特性です。
人には2種類の思考があります。
「早い思考」と「遅い思考」です。
心理学では
「早い思考」を「システム1」
「遅い思考」を「システム2」
と呼んでいます。
今、人の悪口を言っているのは
「システム1」で話しているのだと
思われます。
しかし、どこかの時点で
「あれ?『人が悪口を言っている』
という悪口を自分も言っているかも?」
と思うようになったら、
「システム2」が動き出したというです。
人と上手くやっていくには、
この「システム2」を機能させることが
必要です。
「システム1」は直感です。
早い思考なので、考える間もなく
結論をだします。
人は見た目が70%というのは
この「システム1」のせいです。
しかし、人は見かけによらない
という「ことわざ」があるように
見かけだけでは判断できません。
その人の本質を知ろうとすると
質問をしたり、相手の気持ちを
考えないといけません。
これが「システム2」です。
この「システム2」のやっかいなのは
エネルギーを使うということです。
大して体も動かしてもいないのに
疲れたと思うときは、
だいたい、「システム2」を使っています。
「システム2」は、頭を使うので、
脳で糖分を消費します。
頭を使うと甘いものが食べたくなる
のは自然な流れだと思います。
となると、独立した今、
お客様のことは
もちろん第一に考えていますが、
自分のビジネスのことなど
頭を使うことが増えている・・・
どうりで甘いものが食べたくなる訳だ…
単なる言い訳ですが・・・
参考図書 ファスト&スロー
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