先週、うちのセミナーに
参加いただいた会社さんのところに、
研修の打ち合わせに行ってきました。
効き脳とゲームの研修を
気に入っていただいて、
来年、研修をすることになりました。
研修に力を入れられている
会社さんのようで、
今までも、研修を定期的に
実施されていたようです。
どんな研修をやっていたのか?
お聞きしました。
そしたら、
「マナー研修」という答えが
返ってきました。
なんと!
ずっと「マナー研修」を続けられて
来たそうです。
対象は新入社員ではありません。
全社員さんです。
「マナー研修」ですよ!
私は、このお話を聞いた時に
すごい社長さんがいるもんだ!
と思いました。
研修というと、
論理的思考とか問題解決力とか、
成果が上がりそうな研修をやります。
でも、研修をやっても
成果が上がらないことが多いです。
なぜだと思いますか?
それは・・・
研修の内容が難しすぎるのです。
たぶん、
研修中は理解できると思いますが、
職場に戻ったら、
研修で学んだことは、活かせません。
それは、
研修の目的が理解すること
だからです。
そのため、
理解できるように教えます。
しかし、
「理解する(わかる)」と
「できる」は違います。
つまり、
研修で成果を上げようとしたら、
「できる」状態にすることを
目的にしないといけません。
そうなると、
レベルの高いことは教えても
できないので、意味がありません。
人は「できる」ことしか
できないのです!
だから、
どんなにいい話を聞いても、
どんな気付きがあっても、
それが「できる」ことでなければ、
意味がありません。
だから、研修では
詰め込み過ぎてはいけないし、
難しい話をしてはいけないのです。
普通、このことを社長さんに
理解いただくのが、難しいです。
せっかく、
仕事を止めて研修をするのだから、
なるべく多くのことを、
そして、レベルの高いことを
話して欲しいと言われます。
でも、
この会社の社長さんは、
成果が出る研修をするために、
あえてレベルを下げて下さい
とおっしゃいます。
そのほうが
効果があることが
分かっているのだと思います。
だけど、
簡単なことを研修で話すって
難しいのです。
なぜなら、退屈だからです。
当たり前のことを言っても
誰も興味がありません。
当たり前のことができていないのに・・・
だから、私はゲームをします。
ゲームをやると、
自分が言うほどできていないことに
気付きます。
フィードバックです。
できると思っている自分と
うまくいかなった自分を振り返って
もらいます。
すると、そこに差があることに
気付きます。
自分で気付くことが大事だと思います。
もともと、分かっていたことなので、
今後、意識していただくだけで
普通によくなると思います。
だから、新しいことを教えている
わけではありません。
「何となくそう思っていたことが、
確信できた!」とか、
「自分がやっていることが間違って
いないことが分かりました!」
みたいな感想がベストだと思っています。
そんなことを考えながら、
研修をやっているので、
この社長さんの考えていることが
よ~く分かります。
そして、こうして、
考え方が同じくする方と
仕事をするのが一番楽しいですね!
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
【お知らせです!】
http://robotjinji.com/2017/12/26/post-470/
平成30年 2月21日(水)に
広島でセミナーをすることになりました。
18時から21時です。
いつも、私の事務所でやっているセミナーです。
ご興味のある方は、遊びに来てくださいね!
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