前回のブログで、
管理職が管理職の仕事をしないのは、
「ビジョン」が見えていないからだ
という話をしました。
少し分かりづらい気がしたので、
別の書き方をしたいと思います。
そもそも、「ビジョン」という言葉が
誤解を生みやすい言葉なので、
説明をしたいと思います。
「ビジョン」というと、
夢とか、理想の姿みたいな
素晴らしいものというイメージ
があると思います。
間違っていないのですが、
私が「ビジョン」という言葉を
使うときは、
もう少し広い解釈をしています。
「ビジョン」とは、そもそも、
映像という意味です。
オーロラビジョンとか
言いますよね!
つまり、動画のように
イメージできるのが「ビジョン」です。
突然ですが、
ご自分が一時間後に何をしているか
イメージできますか?
電車に乗っているかもしれないし、
打ち合わせをしているかもしれないし
ご飯を食べているかもしれません。
いずれにしても、
イメージできると思います。
イメージできれば、
それが「ビジョン」です。
別に、夢でも、理想の姿で
なくてもかまいません。
極端な話、1分後でも
映像でイメージできれば「ビジョン」です。
そう考えると、
そんなに難しい話ではありません。
で、前回の話です。
管理職が管理職の仕事をしないのは
「ビジョン」が見えていないからだ
というのは
会社のビジネスモデルが分かっていない
という意味です。
「ビジネスモデル」とは・・・
「勝ち方」です。
会社が
どのように価値を生み出し
その価値をお客様にどのように届け
収益を得るか?
会社の組織のカタチは、
ビジネスモデルによって決まります。
例えば、
ドトールコーヒーとスターバックス
同じコーヒーを売っていますが、
お客様への価値の提供の仕方が違うので
組織のカタチも違います。
組織のカタチが違えば、
管理職の仕事の内容も違います。
ドトールコーヒーの店長が
スターバックスに行っても
店長が務まらないでしょうし・・・
スターバックの店長が
ドトールコーヒーに行っても
店長が務まらないと思います。
(実際は分かりませんよ!イメージです!)
ドトールとスタバ
対照的な例だったので、
分かりやすいと思いますが、
ビジネスモデルがマネジメントに
大きな影響を及ぼしています。
お客様が誰で、
お客様が求めている価値が何で、
どのように価値を提供するのか?
イメージできることが
「ビジョン」が見えるということです。
つまり、
うちの会社がどうやって勝つのか?
という「作戦」が「ビジョン」です。
この「ビジョン」=「作戦」を
部下に伝え、成功に導くのが、
管理職の役割です。
管理職が管理職の仕事をしないというのは
「勝ち方」が分かっていないのではないか
と思うのです。
そう考えると、
どれだけ分かりやすく「作戦」を
伝えることも大事ですが、
「作戦」を立てる段階から、
参加してもらうことも大事だと思います。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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