「社長は早すぎます!」ってどういう意味ですか?

コンサルティングをしていて
よく言うのですが、
「社長は早すぎます!」
という言葉です。

 

社長さんがやりたいことを言って
すぐ実行に移そうとするのですが、
だいたいの社員さんはついて
いけていません。

 

そこで、
「社長!早すぎます!」
とお話をします。

 

すると、社長さんは、
「じゃ、ゆっくり話せばいいの?」
と言います。

 

いや、早口だと言っている訳では
ありません。

 

 

「早すぎる」というのは
時間軸のズレです。

 

時間軸のズレとは、
物事がカタチになって動き出す
までの時間の事です。

 

例えば、
業務のやり方を変えよう!
という話があったとします。

 

社長さんにしてみれば、
明日から変わるだろうと
思っているわけです。

 

で、数日して確認したら
まだ、変わっていない・・・

 

で、社長さんが怒るわけです。

 

「なんで、まだ、変えてないの?」

 

社長さんにしたら、
言えば、変わると思っています。

 

 

しかし、
実際に変えようとしたら、
変えた場合の影響を考える
必要があります。

 

それによって、
ミスが増えるかもしれないし、
連絡漏れがあるかもしれない。

 

他部署にも意見を聞いて
影響がないことが確認できて
初めて、やり方を変える
みたいなことになります。

 

「そんなの、
やっちゃえばいいんだよ!」
と社長さんは言うかもしれません。

 

しかし、そんな乱暴なことは
社員さんにはできません。

 

なぜなら、
責任が取れないからです。

 

 

迷惑をかけることが
分かっていて
迷惑をかけるほど、
社員さんは悪くないんです。

 

おむつをしているから
漏らしていいよ!
と言われても、
できないじゃないですか!

 

すいません!
こんな例えしか思いつきませんでした。

 

 

いずれにしても、社長さんに
「早すぎます!」と言っていますが、
社員さんもスピードアップしなければ
なりません。

 

つまり、社長さんとしては、
丁寧に指示をするということが大事で、
社員さんとしては、
大胆に行くということが大事です。

 

モノを動かす時に
最初はゆっくりですが、
いったん、動き出したら、
スピードは上がってきます。

 

まずは、
社長さんが社員さんに歩み寄って、
スピードを合わせことで
成果を出すのが一番大事で、
次に、それをできるだけ
スピードアップしていくことが
大事だと思います。

 

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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