凡人には凡人なりの戦い方がある

昨日のブログで、
新卒で入った会社を1日で辞めた社員
の話をしました。

 

自分の思い通りにならないから
リセットする・・・

 

見切りが早い方がいい
という考え方もあるので、
何が正しいのか?分かりませんが、
私なりに思っていることがあるので、
今日はそのことを書こうと思います。

 

自分の思い通りになるか?
ということもあるのですが、
結局のところ、能力を高めないと
仕事ができるようになりません。

 

仕事ができないと、
自分の思い通りに仕事を
することはできません。

 

だから、大事なことは
仕事ができるようになる
つまり、「成長」するということです。

 

成長すると、選択肢が増えます。

 

今回の新入社員さんも
自分の能力と自分の希望が釣り合って
いなかったからだと思います。

 

もっとも、能力があっても、
会社に見る目がなかったかもしれないので、
一概には言えないですが・・・

 

ただ、能力があるなら、
自分の能力を評価してくれる会社に
入れたはずなんですよね・・・

 

いずれにしても、
能力を身に付けないことには
自分の思い通りにはなりません。

 

では、
人間はどのように成長するのでしょうか?

 

それについては、
以前も紹介したこの本に書かれています。

 

「成人発達理論による能力の成長」

 

 

この本の中に、
カート・フィッシャーという学者が
導き出した法則があります。

 

それは・・・

 

私たちのいかなる能力も、
「点」から「線」へ「線」から
「面」へ「面」から「立体」へ

その「立体」が再び1つの「点」となり
新たな「線」へ「線」から「面」へ・・・
というサイクルで成長する

 

ということです。

 

この本に分かりやすく書いてあるのは、
例えば「算数」です。

 

まずは、「7」という数字を理解して(点)
「7」と「3」を足すと
「10」になることを理解して(線)
掛けたり、割ったりすることを理解して(面)
四則演算ができるようになります(立体)。

 

そして、四則演算を点として、
さらに複雑な計算を理解できるように
なるという具合です。

 

「点」が「線」になり、
「面」になり、「立体」になる・・・

 

つまり、最初に「点」が必要になる
ということです。

 

そして、「点」ができたら、
次の「点」をつくることで「線」になります。

 

転職するのは良いのですが、
「点」ができる前に転職しても、
また「点」を作ることから始めないと
いけません。

 

だから、転職するとして、
「点」を作ってからでないと、
その時間が無駄になります。

 

そして、転職するとしても、
最初に作った「点」から
近いところに次の「点」を作らないと
「線」になりません。

 

よく、転職する度に、
上手くいかなくなるというのは、
「点」がないか、
「点」と「点」がつながっていない
ということです。

 

で、こういうことが分かっていて
戦略的に能力を高めていける人は
そういうことをやっていけばよいと思うのです。

 

でも、そんなに戦略的にできる人ばかり
ではありません。

 

戦略的に考えられないのであれば、
偶然に任せるという方法もあります。

 

それが、
スタンフォード大学の心理学者である
ジョン・D・クランボルツ教授によって
提唱された「計画的偶発性理論」です。

 

個人のキャリアは
偶然の出来事の積み重ねによって決定される
という前提のもと、
その偶然をチャンスと捉え活かすことで、
自分のキャリアを良くしていく
という考え方です。

 

つまり、思い通りにならなくても
とにかく、やってみるということです。

 

凡人なら、
「計画的偶発性理論」の方が
良いように私には思えます。

 

考えて見たら、
私の人生は偶然の積み重ねでした。

 

ただ、その偶然を必死にやってきただけです。

 

タイパ(タイムパフォーマンス)とか言って
効率を優先するのも良いですが、
それって、能力の高い人の戦い方で、
凡人がそれをやっても、
成長しないんじゃないかな?
って思うのです。

 

凡人には凡人の戦い方を教えないと
不幸になるばかりだと思うんですよね!

 

まぁ~GW中の独り言です。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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