杉田水脈議員が書いた
「LGBTのカップルのために
税金を使うことに賛同が
得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない、
つまり『生産性』がないのです。」
という寄稿文が
月刊誌「新潮45」2018年8月号(新潮社)
に掲載されたとして、批判を浴びています。
この発言自体、論理的につながって
いない感じがしますが、
そもそものところ、前提を忘れてしまって
いると思います。
それは、
「ダイバーシティはコストがかかる」
ということです。
連日の紹介で恐縮ですが、
リーダーの基準
見えない経営の「あたりまえ」
https://goo.gl/PzrbFb
清水勝彦著 日経BP社
にも書かれていますが、
そもそも、価値観の違う人同士が
チームになって協力するのは、
手間がかかるのです。
彼女の言っている「生産性」の意味とは
異なりますが、多様性を認めるためには
コストがかかるというのは、
「あたりまえ」のことです。
経団連は、2017年5月に
「LGBTを含め多様性を
尊重する社内風土が醸成され、
個々人の能力を最大限発揮できる環境が
整備されることで、生産性が向上する」
という提言をしています。
しかし、ここでは、コストのことは
触れられていません。
多様性を尊重される環境は、
素晴らしいのですが、
尊重される状態になるまでに、
かなりの時間と努力が必要です。
私のブログで何度もお話している
「タックマンモデル」です。
タックマンモデルとは、
タックマンさんが
チームが成長する段階を
4段階で説明したものです。
チームが成長するには
①形成
②嵐
③秩序
④成果
という4つの段階を
経るというものです。
Uの字のように
いったん谷に落ちて
這い上がるように
成果が上がっていきます。
成果を出すためには、
このUの字の谷を
落ちていかなければなりません。
この谷に落ちていくというのは、
違う価値観の人が理解するまで
話し合うこと言うことです。
違う価値観を持っている人同士の
話し合いですから、簡単には、
話はまとまりません。
言い争いになる場合もあるだろうし、
耳の痛い話を聴かなければ
ならない場合もあると思います。
根気よく話をしなければなりません。
しかし、
そういう障害(コスト)を乗り越えて
はじめてお互いが理解できるのです。
それは、賛同ということではなくて、
違いを認めるということです。
私自身、LGBTに賛同するか?というと
正直、難しいと感じています。
しかし、
LGBTの方々が様々な困難に
直面していることも理解できます。
そして、
それは解決されるべきだと思います。
結局、お互い、パッと見ても
見えないようなことを
じーっと見ていることで、
見えるようになってくる
ということだと思います。
ただ、見えるようになるには、
時間がかかるということです。
そして、見えるようになるというのは、
それだけ、人生が豊かになるということ
だと思います。
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