ハッピーにしない

昨日に引き続き
エディ・ジョーンズの
DVDから印象に残ったことを
書きたいと思います。

 

エディー監督の名将たる所以は、
選手の能力を開花させるところに
あると思いました。

 

ラグビー日本代表には、
トンガ出身のアマナキ(通称ナキ)という
選手がいました。

 

引っ込み思案の性格で、
それが力を出し切れていない原因の1つ
と考えたエディー監督は、
初選出ながら、異例のレギュラー組に選出、
レギュラー組と一緒に練習をさせます。

 

力を認められたナキは、
本来の力を発揮し始めます。

 

しかし、その後、エディー監督は、
ナキをレギュラーから外します。

 

なぜ、このようなことをするのでしょうか?

 

 

エディー監督はこう言いました。

 

選手の心を
もてあそぶようなことはしない。

 

しかし、
揺さぶりをかけるようにしています。

 

チームを戦う集団に変化させるときに
エディー監督には1つの信念が
あるそうです。

 

それは・・・

 

「ハッピーにしない」

 

「居心地が良いと能力を発揮できない」

 

「時には突き放すことで
選手が100%満足しないようにする。
あえて突き放し、緊張感を作り出す。」

 

おそらく、エディー監督は、
ここの塩梅が絶妙なんだと思います。

 

昨今のように
生産性の向上を求めると、
無駄をなくして、
いかに効率を上げるのか?
という話になります。

 

そうすると、
いかに居心地を良くするのか?
ということになります。

 

ストレスがない方が
確かに生産性は上がります。

 

しかし、それは、
一直線上の話だと思うのです。

 

 

人の成長は、
一直線上の成長もあれば、
一つ上の軌道にジャンプ
することもあると思います。

 

 

このジャンプをすることで
居心地の悪さを感じること
になるのだと思います。

 

じわじわ成長したいので
あれば、居心地よい環境で、
一直線上の成長をすれば良い
と思います。

 

しかし、一つ上の軌道に
ジャンプしたいのであれば、
居心地のよい環境を自ら捨てなければ
なりません。

 

なぜなら、今の世の中は、
黙っていたら、居心地の良い
環境が与えられます。

 

本人の意に反することをしたら、
パワハラになりますから・・・

 

 

つまりは、自分で求めないと
一直線上の成長しかできない
ということを知っておかなければ
なりません。

 

もちろん、一直線上の成長が
悪い訳ではありません。

 

しかし、
成長のスピードは遅いし、
得られる対価は少ない
ということを知った上で
選択する必要があると思います。

 

というか、知らない間に
一直線上の成長を
選択をしてしまっているというのが、
コワイ感じがします。

 

無理もしないで、
レベルアップなんてできる訳がない!

と思うのは、
おじさんの証拠なんでしょうか?

 

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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