昨日と今日で
このブログでもご紹介したように
「識学」のコンサルタントの方に来て
いただいて勉強会を主催しています。
「識学」は、俳優の要潤さんを起用した
CMなどで話題になっています。
「社長は飲み会に参加するな!」
「社長は社長室にこもっていろ!」
結構、尖ったメッセージを発信しています。
なんか、私が言っていることと
真逆なことのように感じていました。
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しかし、講義を聞いているうちに
識学が言っていることは、
組織を運営する上で基礎の基礎なのかな?
と思うようになりました。
そもそも「識学」とは何か?
「識学」とは
意識構造学を省略して、
そのように呼んでいるそうです。
意識構造学とは・・・
人は思考の癖を持っていて、
その癖のために、誤解、錯覚が発生し、
行動が阻害されている状況を
解明するノウハウです。
「識学」を学んでどう生かすのか?
それは、誤解、錯覚が発生し、
行動が阻害されていることで無駄が
発生しています。
つまり、生産性が下がっています。
「識学」を学ぶことで、
生産性を下げている要因を
排除することで生産性を上げるという
ことです。
![](https://robotjinji.com/blog/wp-content/uploads/2017/03/666356-226x300.jpg)
「識学」では、
人は5つのステップを経て
行動に移すと考えています。
位置
結果
変化
恐怖
目標
例えば、水を飲むとします。
位置(水はどこにあるのか?)
を認識して
結果(あそこに行けば水がある)
を設定して
変化(あそこまで行けばOK)
を確定し
恐怖(水を取り損ねたらどうする?)
を消化して
目標(あそこまで移動しよう)
を設定して
行動する。
それぞれの段階で
誤解や錯覚が起きているのが
無駄を発生させているといいます。
せっかくなので、5回に分けて1つずつ、
解説したいと思います。
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と言っても、全部で12時間の内容ですから
全てをお伝えできません。
それぞれの段階でのエッセンスを
私が理解した範囲で、
お伝えできればと思います。
まず「位置」の話です。
会社には、
野球のようにポジションがあります。
ピッチャー、キャッチャー、ファースト、
セカンド、サード・・・
それぞれに役割があって、
その役割を全うすることで、
守備を固めます。
しかし「位置」を正しく認識しないと
サードがファーストの隣にいたりします。
これだと、本来、サードがいる場所が
がら空きになります。
これでは、守備が固められません。
![](https://robotjinji.com/blog/wp-content/uploads/2017/02/177449-204x300.jpg)
そんなバカな?と思うかもしれませんが、
これが、会社で起こっているというのです。
例えば、中間管理職である部長が、
マネジメントしないで、
一般社員と一緒になって仕事をしている・・・
結果、
誰もマネジメントする人がいなくなる・・・
どうして、この現象が起きるのか?
それは・・・
「存在意義」です。
例えば、付き合っている人がいます。
フラれたら、どうしますか?
追っかけるとか、あきらめるとか
あるかもしれませんが、
基本、次の人を探します。
つまり、人は、そのくらい
「存在意義」を感じていたい生き物
だということです。
だから、部下が忙しくしたり、
一生懸命働いていると、
部長さんは自分だけ早く帰っていけない
と思って、手伝ってしまう・・・
手伝うことで、
「存在意義」は感じられるかも
しれません。
しかし、それは「個」としての
「存在意義」であって、
「部長」としての「存在意義」は
失われています。
つまり、勝手にポジションを
変えてしまっているのです。
どうして、こんなことが起こるのか?
![](https://robotjinji.com/blog/wp-content/uploads/2017/02/666053-198x300.jpg)
理由は2つあります。
①役割があいまいである。
そもそも、部下の仕事と上司の仕事は違います。
しかし、
部下よりも上司が仕事ができないといけない
と思い込んでいる・・・
部下と上司の仕事の内容が違いので、
比べること自体がナンセンスなのに・・・
でも、それぞれの仕事(役割)が不明確なので、
仕事の混同がおこり、上司が部下の仕事を
してしまう・・・
②上司の指示を守らなくてよいと思っている。
部長になったのは、社長から任命です。
部長は部長の仕事をするべきなのに、
社長の指示に従わず、自分がすべきだと
思ったことをしてしまう。
そもそも、部長が勝手に部長の仕事を
放棄してはいけないのに、
自分に選択権があるように行動してしまう・・・
これによって、
「位置」の錯覚が起きて、組織が壊れます。
![](https://robotjinji.com/blog/wp-content/uploads/2017/02/666356-1-226x300.jpg)
また、社長が組織を壊す場合もあります。
「一個とばし」といわれるものです。
社長が、部長をとばして、
直接、その部下に指示を出してまう。
その結果、どうなるか?
その部長は
自身の「存在意義」を見失います。
そして、部下は、上司である部長を
同格と見るようになります。
これによっても、
「位置」の錯覚が起きて、組織が壊れます。
社長から直接指示を出したほうが
早いし、確実なのもわかります。
しかし、
それでは、部長(管理職)は
育ちません。
部長(管理職)が育たない結果、
社長が一般社員に直接指示を出さないと
動かない組織になります。
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そもそも、上司と部下の「位置」が
分かっていないと、組織として
機能しないという話です。
冒頭の
「社長は飲み会に参加するな!」
「社長は社長室にこもっていろ!」
というのは、
この「位置」が崩れやすいから、
気を付けなさい!
という意味なのだと思います。
そう考えれば、
納得できる話だと思いました。
「位置」の話は以上です!
明日は、「結果」について
お話をしたいと思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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