前回に引き続き、
「識学」について
解説をしたいと思います。
「識学」では5つのステップを経て
行動に移すと考えています。
位置
結果
変化
恐怖
目標
それぞれの段階で
誤解や錯覚が起きていることで
無駄を発生させているといいます。
前回は「結果(責任)」について
解説をしました。
今回は「変化」について
お話をしたいと思います。
世の中に変わらないものは
ないという話をです。
現状維持と言っても
世の中は常に進化しているので、
相対的には衰退しています。
世の中のありとあらゆるものが
変化するのですが、
特に気を付けないといけない
ものがあります。
それは、何でしょうか?
![](https://robotjinji.com/blog/wp-content/uploads/2017/02/666053-1-198x300.jpg)
「思考」です。
「思考」は
放っておいても変化しますが、
意図をもってコントロールしないと
何をやっても上手くいかなくなります。
それは、
マザー・テレサの言葉の通りです。
思考に気をつけなさい、
それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、
それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、
それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、
それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、
それはいつか運命になるから。
つまり、「思考」が人生に
大きな影響を及ぼします。
だから、「思考」は
気を付けなければなりません。
![](https://robotjinji.com/blog/wp-content/uploads/2017/03/666356-226x300.jpg)
もう1つ、コントロールする
必要があるものがあります。
それは、何でしょうか?
「知識」です。
「知識」は、時に、
行動を阻害する原因になります。
「知識」が増えてきたら、
一旦、止める必要があります。
人が行動できなくなるのは
「知識」がありすぎる時です。
赤ちゃんには
「知識」がないので、
怖いものなしです。
赤ちゃんが
何でも口に物を入れるのは、
喉が詰まって苦しくなることを
知らないからです。
しかし、時間の経過とともに
赤ちゃんは何度か怖い目にあって
「知識」を得ていきます。
物を口に入れたら危ない
という「知識」を「経験」することで
口に物を入れようと思わなくなり
口に物を入れなくなります。
![](https://robotjinji.com/blog/wp-content/uploads/2017/03/666207-2-157x300.jpg)
「知識」に「経験」が加わって
「思考」が変化して「行動」が変わります。
これが「成長」です。
つまり、
どんなに「知識」があっても
「経験」をしないと「思考」が変わらず、
「成長」はありません。
当たり前だと思うかもしれませんが、
意外と分かっていない人が
多いのではないか?と思います。
腹落ちしないとやりません!
というのは、このタイプの人です。
しかし、腹落ちは、
やった後でないと起きないのです。
また、部下を納得させるために
とことん話すというのも、
あまり意味がありません。
話して分かるのは「知識」です。
「知識」だけでは
「変化」は起こりません。
「経験」していないからです。
![](https://robotjinji.com/blog/wp-content/uploads/2017/03/665946-157x300.jpg)
これは、私がいつも言っている
「人はやりながらでないと学べない」
と言っているのと同じことです。
ここでも、
チームビルディングと繋がりました。
そして、さらに
チームビルディング的に考えると
チームが「成長」するというのは、
チームのメンバー全員の
「思考」が変化するということです。
「識学」においては、
メンバーの「思考」が変わる時に
社長が一番やってはいけない
ことがあります。
それは「えこひいき」です。
![](https://robotjinji.com/blog/wp-content/uploads/2017/03/666356-226x300.jpg)
「えこひいき」をすると
チームメンバーの連動性が失われます。
どういうことか?というと
思考が変化するには
日常の成功や失敗を繰り返しながら
行動をし続けることが必要です。
当然のことですが、
人の成長のスピードは人それぞれです。
それによって、
健全な競争が起こります。
「えこひいき」があると
健全な競争が起きません。
この健全な状態を保つには
不平や不満が出ないことが大切です。
「識学」では、
不平や不満が出ない状態を
どう作るのか?というと
「社員との距離をとる」ことだと
言います。
部下から、不平や不満が出ない
ぐらいの距離感をとることが
大事だというのです。
これは、さすがに
個人的に違和感があります。
![](https://robotjinji.com/blog/wp-content/uploads/2017/03/665946-157x300.jpg)
私は、社長と話ができることが
この不平や不満が出ない状態を
作るのだと思います。
で、ふと思ったのです。
「識学」と「チームビルディング」
やり方は違っても
目指しているところは
一緒なのだと思いました。
不平や不満が出ない状態を作るために
できるだけ、話を聴こうとするのが
「チームビルディング」
不平や不満が出ない状態を作るために
キリがないので、取り合わないないのが
「識学」
だから、「識学」は、
社長は社長室にこもったほうがいい
というのです。
ここにきて、なんとなく、
「識学」と「チームビルディング」
の違いが説明できるような気がしてきました。
結局のところ、マネジメントは、
社長のパーソナリティーと
ビジネスモデルによるものだと思います。
当たり前のことなんですけど、
ここまで考えると、よく分かります。
![](https://robotjinji.com/blog/wp-content/uploads/2017/03/666035-185x300.jpg)
「変化」については以上です。
次回は、「恐怖」について
お話をしたいと思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
チームビルディングを学びませんか?
お陰様で、残席2名になりました!
平成30年9月25日(火)品川でやります!
こちらからお申込みができます!
http://robotjinji.com/2018/08/01/post-708/
コメントを残す