話を聴くって大変なんです!

ここ数日、
社長さんと社員さんの面談を
しています。

 

面談している時は、
頭を使います。

 

どういう風に
頭を使っているのか?というと
話に引き込まれないように
注意しています。

 

私のは効き脳でいうと
C(友好脳)が強いです。

 

ストレングは「共感性」です。

 

無意識でいると、
相手の気持ちに寄り添って
しまいます。

 

それは、
信頼関係を構築する上では
有効なことです。

 

しかし、
相手に「気付き」をもたらす
という上では、
マイナスに働く場合があります。

 

「気付き」と言うのは、
自分が言っていることがなんか変だぞ!
と思ってもらうことです。

 

例えば、
社員にのびのび働いてもらいたい
と言いながら、
細かい指示をしている
とか・・・

 

この時に、寄り添い過ぎたら、
「のびのび働いてもらいたい」
という気持ちにフォーカスが行って
「細かい指示をしている」
という事実に気付けなくなります。

 

大事なのは、
「細かい指示をしてしまっている」
という事実があるということです。

 

社長さんは、
「のびのび働いてもらいたい」と
思っているかもしれませんけど、
社員さんには、
「細かい指示をする社長」だと
思われているということです。

 

つまり、
社員のことを大切に想っているのに
伝わっていないのが問題なんです。

 

そして、大事なことは
伝わっていない状況が
自分の行動によって引き起こされている
ということに気付くことです。

 

これは、社員さんも同じです。

 

社長さんに対する不満を
私に話をしてくれます。

 

たしかに、そう思う部分も
あるのかもしれません。

 

「細かい指示をしてしまっている」
事実があるのですから・・・

 

しかし、
私という外部の人間を雇って
社員の話を聞くという時間を
業務中に作っているのも事実です。

 

つまり、社長さんは
社員さんのことを大切に想っている
というのも、事実なのです。

 

社員さんには、この事実に気付いて
もらいたいと思っています。

 

そうすると、
私が社員さんの不満に
共感しすぎるのも問題です。

 

そういう心の動きを
感じ取れるという「強み」は、
無意識にいると暴走します。

 

「細かいことを指示をして、
社員の自主性を奪っているなんて、
ヒドイ社長なんだ!」
と思ってしまうかもしれません。

 

しかし、
人ってそんなに単純ではなくて、
両面あるのです。

 

社員を大切にしている事実があるのも、
すでに書いた通りです。

 

だから、
「強み」をコントロールして、
相手に寄り添う心の動きを止めて
事実のみを見ながら、
話を聴くことが大事だと思っています。

 

聴いている時って
フル回転している頭を無視しながら
頭を使う感じです。

 

だから、私のような
人の気持ちが分かる人間が
話を聴くって大変なんです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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