いつも聴いてばかりではいられない

前回のブログで、
組織のコミュニケーション能力を
上げるためには、
「人材力」×「組織力」×「関係力」を
たくさん回すことだと書きました。

 

そのポイントは「組織力」で、
コミュニケーション能力を上げるには
目的と目標を共有することが大事だ
と書きました。

 

目的と目標が共有されていれば、
コミュニケーションによって合意ができて、
組織として成果が生まれるからです。

 

しかし、いつも、
目的と目標が共有されるとは
限りません。

 

今の時代、むしろ、
答えが1つの時代ではないので、
目的と目標が共有されない時があります。

 

そんな時にどうしたらよいのか?

 

それが「アサーティブ」です。

 

前々回のブログに戻ってしまった
ような感じなりましたが、
実は、これが書きたかった話です。

 

あらためて、
「アサーティブ」というのは、
自分の思ったことを
その場にふさわしい方法で
表現するということです。

 

つまり、
お互いに目的や目標が
共有されていなくても、
自分の思ったことを表現しよう!
ということです。

 

ただ、何でもかんでも、
思ったことを言えばいいということではなく
その場にふさわしい方法で
表現する必要があります。

 

それは、どんな方法か?というと、
相手も自分も尊重した上で、
話したいことを話すということです。

 

自分にも言いたいことがあるように
相手にも言いたいことがある
という前提で話し合うということです。

 

それは・・・

 

前々回のブログで書きましたが、
人は思ったことを上手く表現できない
ということを意識するということです。

 

言っていることが
相手が思っている全てではなく、
他にも言いたいことがある
ということです。

 

だから、自分にとって、
イラっとすることを言われても
もしかして、自分が見えていないことが
あるのではないか?みたいに
考えるということです。

 

このように考えると、
相手の話を聴くことができます。

 

相手の話を聴いていると、
相手の背景が分かってきて、
生産的なコミュニケーションが取れる
ようになります。

 

これが対話です。

 

相手の話の良い悪いを置いておいて
どうなったらいいのか?を
お互いに話し合うということです。

 

この時に、そもそも、
自分の思ったことを相手に伝えないと
対話になりません。

 

また、相手の話を聴く
つまり、傾聴ができていないと
相手も話す気になれません。

 

だから、
お互いが、アサーティブでないと、
対話が成り立ちません。

 

アサーティブでない人に
どこまでアサーティブでいられるのか?
というのは、悩ましい問題です。

 

しかし、人は変えられません。

 

とはいえ、自分で変わるのを
ただ、待っているだけの時間もないと
思います。

 

こんな時に、有効なのが
「フィードバック」です。

 

アサーティブでない人は、
どこかで矛盾を抱えています。

 

相手のことを尊重しないのに
自分のことは尊重する

 

自分のことは尊重していないのに
相手のことは尊重している

 

言っていることとやっていることが
一致していません。

 

その不一致な点を相手に伝える
というフィードバックです。

 

例えば・・・

 

自分のことは分かって欲しいのに
相手のことは分かろうとしないのですね!

 

人の意見は聞くのに、
自分の意見は言わないんですね!

 

この時に大事なことは、
フィードバックにとどめるということです。

 

フィードバックを受けて、
どう思うのか?は相手に任せる
ということです。

 

相手に変化を求めるのは、
アサーティブではありません。

 

あくまでも
相手の選択にゆだねることが
アサーティブなのです。

 

どうしても、ものごと良い悪いで
判断したくなります。

 

常にアサーティブでいられる
訳ではないのですが、
アサーティブという概念を持っておくと、
そのポジションに戻れるという意味で
大事なんだと思います。

 

そんな風にアサーティブを
意識すればいいんだと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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