サッカー日本代表の監督
ハリルホジッチ監督が
電撃解任されたのは、
昨年2018年4月9日でした。
その後、
ハリルホジッチ氏は、
日本サッカー協会を相手に
慰謝料1円と謝罪広告を求めた
訴訟を起こしました。
その後、目立った動きは
ありませんでしたが、
先日、4月10日に
ハリルホジッチ氏が
裁判を取り下げるという決断を
したそうです。
関係者によれば
ハリルホジッチ氏は
「前を向いて進みたい」
と話しているようです。
解任後のサッカー日本代表は
ロシア杯で世界の強豪と互角に渡り合い
ベスト16まで勝ち残りました。
ハリルホジッチ氏も
ナント(フランス1部)の監督となり
降格圏にいたチームを立て直しました。
今は、それぞれ、
上手く行っています。
ハリルホジッチ氏の
「前を向いて進みたい」という
言葉のとおり、
過去にこだわっても
仕方がないと思います。
解任の理由については、
日本サッカー協会は、
「選手とのコミュニケーション不足」
としているものの、
スポンサーの陰謀説や
日本サッカー協会の権力闘争説など
別の理由も取り沙汰されています。
日本サッカーの将来のためにも
解任の理由や、解任のタイミングなど
検証すべきことはあると思います。
それはそれとして、
ハリルホジッチ氏と
日本サッカー協会との紛争は、
解決をしました。
これが、前回のブログで書いた
『コラボレーション』です。
「複雑な問題は時間軸を味方につける」
問題解決のために、
賛同できない人、
好きではない人、
信頼できない人と協働する・・・
ハリルホジッチ氏は
決して納得してはいないし
日本サッカー協会を信頼しても
いないと思います。
しかし、問題は解決しました。
前回のブログで紹介した
アダム・カヘン氏は、
問題解決には4つの道がある
と言っています。
1.「強制』
強引に物事をすすめる
2.「適応」
今の状況に我慢をする(あきらめる)
3.「離脱」
交渉の席を立つ
4.「コラボレーション(協働)」
お互いに手を組む
アダム・カヘン氏は
「コラボレーションが唯一の解決方法ではない」
と言っています。
ハリルホジッチ氏の立場で、
それぞれのシナリオを
イメージしてみます。
「強制」は、
裁判を続けるということです。
泥沼にはまることは間違いありません。
「適用」は、
泣き寝入りすることです。
ハリルホジッチ氏のプライドが
許しません。
「離脱」は、
なかったことにすることです。
サッカーの監督を続ける限りは
なかったことにはできません。
こうして考えると、
「強制」も「適応」もできず、
「離脱」もできない。
結局、
「コラボレーション」することこそが、
最善の手段だと判断したのです。
ハリルホジッチ氏の
「前を向いて進みたい」という
言葉が全てだと思います。
そう思えるようになるには、
時間がかかるということ
なのだと思います。
今回、ハリルホジッチ氏と
日本サッカー協会の問題は解決しました。
しかし、
日本サッカー協会の自体の問題は
解決したのでしょうか?
解決していなければ、
また、同じような問題が起きる
のだと思います。
結局のところ、
自分自身の中にある問題を
解決しようとしない限り、
自分の外にある問題は解決できても
自分自身の中にある問題は
解決しないのです。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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