前回のブログで
ハリルホジッチ氏と
日本サッカー協会の紛争が
解決したというお話をしました。
「問題を解決せずに問題を解決する」
この話題について、
もう少し書こうと思います。
ハリルホジッチ氏は、
日本サッカー協会を相手に
慰謝料1円と謝罪広告を求めた
訴訟を起こしました。
2018年7月27日に
第1回口頭弁論が行われ、
お互いの主張は平行線・・・
2回以降は全て非公開で、
数回行われていたそうです。
そして、
前回のブログで書いた通り、
2019年4月10日に
ハリルホジッチ氏が
裁判を取り下げるという
決断をしました。
これによって
お互いの紛争は解決しました。
お互いの紛争が
解決して良かったと思います。
ただ、その一方で、
もっと揉めればいいのに・・・
と思ったりして・・・
今回、ハリルホジッチ氏と
日本サッカー協会の間にある
問題は解決しました。
しかし、
ハリルホジッチ氏自身の問題も
日本サッカー協会自身の問題も
解決したのでしょうか?
それぞれに問題はあった
と思います。
双方の話し合いが
非公開で行われているため
よく分かりませんが、
あまり踏み込んでいない
ような気がします。
ハリルホジッチ氏も
日本サッカー協会も
この問題を機に変わった
というような
印象を受けません。
そういう意味では、
表面的に問題を解決してしまった
のだと思います。
いつもブログでお話しているように
チームが成果を生み出す時は、
「Uの谷」をくぐります。
何度かお話をしている
「タックマンモデル」です。
「タックマンモデル」とは、
チームが成長する段階を
4段階で説明したものです。
チームが成長するには
①形成
②嵐
③秩序
④成果
という4つの段階を経る
というものです。
「Uの字」のように谷に落ちて
這い上がるように成果が上がります。
つまり、「Uの谷」の向こう側に
「成果」があります。
実は、この「Uの谷」が
深ければ深いほど
大きな成果が出ます。
「Uの谷」の深さは、
お互い、どれだけ踏み込んだか?
で決まります。
誤解を恐れずに言うと
揉めれば揉めるほど成果が出ます。
しかし、揉めすぎると、
お互いの関係性が壊れます。
ケンカ別れになって
組織が崩壊してしまったら
元も子もありません。
逆に、浅いままでも
「Uの谷」をくぐることはできます。
しかし、浅い「Uの谷」なら、
大した成果は生まれません。
だから、
問題にならなかったから良かったね!
というレベルの話ではありません。
大きな成果を手に入れたければ、
深い「Uの谷」をくぐらなければ
なりません。
ただし、
深い「Uの谷」をくぐるためには
お互い、自分に向き合う
覚悟が必要です。
今回、ハリルホジッチ氏と
日本サッカー協会が
どこまで踏み込んだ話をしたのか?
分かりません。
もし、
混み込んだ話をしていないのだとしたら、
もったいないような気がします。
お互い、
変われるチャンスだったのに・・・
そう考えると、
対立は悪いことではないですよね!
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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