見えていないところに問題がある

新型コロナウイルス感染症対策分科会
の尾身茂会長は、
オリンピック・パラリンピック開催に
伴うコロナ感染拡大に関する提案書を
政府に提出しました。

 

NHKのサイトに
全文が掲載されていたので読んでみました。

 

2020年東京オリンピック・パラリンピック
競技大会開催に伴う
新型コロナウイルス感染拡大リスクに関する提言
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210618/k10013091671000.html

 

この中にこんなことが書かれています。

 

私たちは、
2020年オリンピック・パラリンピック
競技大会の開催の有無やそのあり方について
判断・決定する立場にありません。

 

これは、大事なことだと思います。

 

専門家の皆さんは、
感染拡大のリスクを評価している
だけなのです。

 

これは、何を言っているのか?というと
ルービックキューブの1面しか
見ていないということです。

 

世の中は感染症だけのことだけが
問題になっているわけではありません。

 

経済も教育も医療も国際関係も
あらゆることが問題になっています。

 

感染症の問題は、
その1つでしかないのです。

 

だから、尾身会長をはじめ
専門家の意見を
世間知らずと批判したところで、
それこそピントがずれています。

 

尾身会長は
感染症の専門家としての役割を
果たしているだけです。

 

では、何が足りないのか?
というと・・・

 

全ての面を総合的に判断する
リーダーです。

 

感染症、経済、教育、医療、
国際関係のすべてに「正義」があります。

 

その「正義」を総合的に判断して、
決断をするリーダーです。

 

そのリーダーが情報発信をしていないので
より情報を発信している
尾身会長にスポットが当たってしまって
いるのだと思います。

 

全体を示す強いビジョンがなければ
現場は混乱します。

 

それぞれは正しいので・・・

 

こういうことは職場でも
あると思うのです。

 

営業が強い!

 

製造が強い!

 

それはそれでいいと思うのです。

 

それぞれの責任を全うしている
だけなので・・・

 

それを批判することは、
仕事をするな!と言っていること
と同じですから・・・

 

大事なことは、
そういう意見を受け入れた上で、
リーダーとして、どうしたいか?を
強く発信することです。

 

結局、ビジョンがないと
社員は思いっきり仕事ができないのです。

 

で、今回の問題ですが、
私は個人的には、
オリンピック・パラリンピック主催者が
誰なのか?がハッキリしていないことが
問題と思っています。

 

東京都知事かな?と思ったら、
菅首相がG7で五輪開催を表明するし・・・

 

ビジョンを示すべき人が
責任を負うべきなのに、
職務を全うしている人が批判される・・・

 

どうにもやるせない気がします。

 

結局、見えていないところもに問題があって
見えやすいところに原因を求めても
問題は解決しないのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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