弱者が弱者のままで尊重されるとは?

東京大学の入学式での
上野千鶴子さんの祝辞が
話題になりました。

 

話題になっていた時は、

「頑張っても公正に報われない
社会が待っている」

という言葉が注目をされていました。

 

それは、その通りだと思います。

 

当たり前のことだと思ったので、
私には響きませんでした。

 

しかし、昨日、
あらためて、全文を読んでみて、
別の言葉が気になりました。

 

強がらず、自分の弱さを認め、
支え合って生きてください。

 

女性学を生んだのは
フェミニズムという女性運動ですが、

フェミニズムはけっして
女も男のようにふるまいたいとか、

弱者が強者になりたい
という思想ではありません。

 

フェミニズムは
弱者が弱者のままで尊重されること
を求める思想です。

 

全文はコチラ
平成31年度東京大学学部入学式 祝辞
https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message31_03.html

 

『弱者が弱者のままで尊重される』

 

これは、どういう意味か?
私なりに考えてみたいと思います。

 

私が今まで
フェミニズムは、
「男と女を同等に扱え!」
という主張だと思っていました。

 

「差別をなくせ!」
というのは、そういう意味だと
思っていました。

 

しかし、上野さんの話によると
そうではありません。

 

「女も男のようにふるまいたいとか、
弱者が強者になりたい
という思想ではありません。」
とハッキリ言っています。

 

では、どういう意味なのか?

 

そもそも、男と女は違うものです。

 

体の大きさも筋肉の付き方も
体の機能も違います。

 

だから、そもそも、
同じになることを求めていないのです。

 

そもそも違うものとして
お互いを尊重しよう!
という主張なのだと私は理解ました。

 

人と人は違います。

 

男と女という区別の仕方もありますが、
それ以外にも違いはあります。

 

「効き脳」のように
思考の違いもあります。

 

欲求の違いもあります。

 

自己表現、自己主張、
柔軟性のように、
行動の違いもあります。

 

人それぞれ、違います。

 

だから、人によって
上手くできることも
上手くできないこともあります。

 

つまり、
人には「強み」も「弱み」もあります。

 

だから、
「強み」は自分のために使うのではなく
人の「弱み」を補うために使うべきです。

 

そうすれば、自分の「弱み」は、
人の「強み」を引き出すことになる。

 

それによって、
お互いが支え合っていくことになる。

 

お互いが支え合うことができるから
あなたはあなたのままでいいし、
私は私のままでいい・・・

 

これって・・・

 

チームビルディングと同じです。

 

世の中では、
男と女で分けていますが、
そもそも、男にもいろいろいますし
女にもいろいろいます。

 

そういう区別をやめよう!
という主張なんじゃないか?
とようやく理解ができました。

 

なんだか、時代の流れが、
チームビルディングを必要としている
と感じることができました。

 

チームビルディングが
当たり前になる世の中に!

 

起こせ!
ジャイアントキリング!

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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