前回のブログでは、
終身雇用の崩壊の話から
どのような人材になればよいのか?
という話をしました。
そもそも、
こんな話になったのも、
トヨタ自動車の豊田章男社長の
「終身雇用を守っていくというのは
難しい局面に入ってきた」「雇用を続けている企業に
インセンティブがあまりない」
という発言があったからです。
その背景として
グローバルな人材獲得競争が
あることをお話しました。
実はもう1つあって、
今日はそのことをお話したい
と思います。
その「もう1つ」とは・・・
『急速な能力の陳腐化』です。
これに関しては、
以前、ブログでも書きました。
『時代の流れが早いというのは何度も大人になるということ』
時代の流れが速いので、
学んだものがすぐに時代遅れになる
という話です。
私が新入社員の頃は、
”ロータス 1-2-3” ”一太郎”
というソフトがありましたが、
今では、これらが使えても
“エクセル”と”ワード”が
使えないと仕事になりません。
終身雇用をしようとしたら、
社員のスキルを
常にバージョンアップしないと
いけなくなる・・・
だったら、会社が教育すればいいじゃん!
と思われるかもしれません。
しかし、
これからくる時代の流れは、
“ロータス 1-2-3″が”エクセル”に
変わったのとは、訳が違います。
そうです。
AI(人工知能)です。
どういうわけだか、
私が手に取る本が、
恐ろしいほど、つながるのですが、
今、読んでいる本が・・・
能力を磨く
AI時代に活躍する人材
「3つの能力」
田坂広志 著
田坂さんが言うには・・・
仕事に必要な能力は5つある
そうです。
①基礎的能力
(知的集中力と知的持続力)
②学歴的能力
(論理的思考力と知識の修得力)
③職業的能力
(直感的判断力と知恵の体得力)
④対人的能力
(コミュニケーション力とホスピタリティ力)
⑤組織的能力
(マネージメント力とリーダーシップ力)
このうち、
①基礎的能力
(知的集中力と知的持続力)
②学歴的能力
(論理的思考力と知識の修得力)
は、AIには絶対に勝てないと言います。
東大のクイズ王とAIが
クイズで戦っても、
人間が勝てる気がしません。
チェスだけでなく、
将棋も、もはや、
人間が勝てなくなってきました。
そうなると、残る能力は、
③職業的能力
(直感的判断力と知恵の体得力)
④対人的能力
(コミュニケーション力とホスピタリティ力)
⑤組織的能力
(マネージメント力とリーダーシップ力)
の「3つの能力」です。
実は、世界のトップリーダーが
集まる「ダボス会議」でも
「AIが代用できない能力」として
指摘されるのは・・・
「クリエイティビティ」
「ホスピタリティ」
「マネジメント」
の3つだそうです。
つまり、田坂さんが言う
「3つの能力」です。
③職業的能力
(直感的判断力と知恵の体得力)
④対人的能力
(コミュニケーション力とホスピタリティ力)
⑤組織的能力
(マネージメント力とリーダーシップ力)
実は、
この「3つの能力」は、
チームビルディングと深く関係しています。
この話をしたかったのですが、
長くなったので、
その話は、次回にしたいと思います。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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http://robotjinji.com/2019/05/16/post-851/
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