おもてなしと働き方改革

自民党の小泉進次郎衆院議員が
タレントの滝川クリステルさんと
結婚するニュースが話題になっています。

 

それにしても驚きました。

 

新聞社、テレビ、週刊誌、ネットも
ノーマークだったようです。

 

私も携帯で見て知ったのですが、
思わず画面を二度見してしまいました。

 

滝川クリステルさんと言えば、
東京オリンピックの招致プレゼンでの
「お・も・て・な・し」スピーチ

 

そのスピーチは
こんな言葉で始まります。

 

東京はみなさまを
ユニークにお迎えします。

日本語で『おもてなし』と表現します。

それは訪れる人を慈しみ、見返りを
求めない深い意味があります。

 

この当時は、働き方改革も
今ほど、言われている時期ではなかったので、
それほど、違和感がありませんでした。

 

しかし、今となっては、
ちょっと気になることがあります。

 

おもてなしは見返りを求めない・・・

 

海外であれば、
サービスに対してチップを支払います。

 

しかし、日本には、
おもてなしにお金を支払う文化
がありません。

 

「それがいいんだよ!」
と言われるかもしれません。

 

しかし、間違いなく、
おもてなしには手間がかかっています。

 

手間はコストです。

 

同じ価格だとしたら、
同じサービスをした時の生産性は
日本の方が低くなります。

 

低いのが悪いということは
ありません。

 

低くても喜んでもらえればよい
と思っていているなら、
それも大事なことです。

 

また、低くても、
また来ていただけるならよい
と思っていているなら、
それも良いことです。

 

しかし、
生産性を上げようとするのであれば、
考え直す必要があると思います。

 

日本の家電が海外に負けたのは、
性能にこだわり過ぎたから
だと思います。

 

例えば・・・
音のしない洗濯機が
本当に必要なのでしょうか?

 

静かで音のしない洗濯機は
日本で売れるかもしれませんが
アジアでは売れません。

 

アジアで売れている洗濯機は
洗濯と脱水が別々の昭和の洗濯機です。

 

数で言えば、
圧倒的に昭和の洗濯機のほうが売れます。

 

見返りを求めずに
音のしない洗濯機を作っていても
競争には負けてしまいます。

 

だから、
おもてなしをするのであれば、
それなりの見返りを求めなければ
なりません。

 

・・・というのは、頭では分かります。

 

しかし、個人的には、
見返りを求めない「おもてなし」に
美学を感じてしまいます。

 

たとえ、
儲けが少なくても、
静かな洗濯機に感動してくれたり、
それで困っている人を助けられるなら、
それはそれで、喜びを感じます。

 

少なからず、日本人には、
見返りを求めない「おもてなし」
に惹かれるメンタリティーがあるのだと
思います。

 

実は、それが、
働き改革を阻んでいる要因ではないか?
なんて思います。

 

そう考えると、昨日、
「おもてなし」の滝川クリステルさんが、
働き改革を主導する安倍首相のもとに
挨拶に行くいう絵が、
なんともシュールな感じがしました。

 

結論としては、
「おもてなし」をしても
揺るがないぐらいの財務基盤を積み上げる
ということが、大事だと思います。

 

若干、滝川ロスの動揺を隠せないブログとなりました。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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