ゴーンさんが
逃亡先のレバノンで
記者会見を開きました。
逮捕は検察と日産によって
事前に仕組まれていた!
自分自身と家族を守るために
日本を離れるしかなかった。
検察官は記者に偽りの情報を流し
証拠を隠した。
日本のやり方はパールハーバーだ!
と言いたい放題です。
もうちょっと
論理的な話をされると思ったのですが
自己弁護に終始している
印象を受けました。
また、日本政府の要人の氏名を明かす!
との事前情報もありましたが
結局、控えたようで
インパクトはありませんでした。
無実を証明するというより
裏切られた自分に同情して欲しい
という話が長かった印象です。
私は、刑法も事実関係も分からないので
ゴーンさんの不正行為に関しては
何とも言えません。
個人的には合法的に私物化したのだ
と思いますが・・・
いずれにせよ、
保釈中の身でありながら
海外に出るのは
あきらかにルール違反です。
日本の司法制度に問題があるにせよ、
ゴーンさんはルールを破っています。
ルールを破っている人が
ルールを批判したところで、
説得力がありません。
結局、ゴーンさんは
ルールを守らない人なのです。
ただ、忘れていけないのは、
瀕死の状態にあった日産を
立て直したのはゴーンさんです。
その後も、
安定して営業利益を上げています。
そして、
ゴーンさんから日本人になった途端に
営業利益が半減しています。
【日産の連結営業利益の推移】
2015年度 7,933億円(ゴーンさん)
2016年度 7,422億円(ゴーンさん)
2017年度 5,748億円(ゴーンさん)
2018年度 3,182億円(西川さん)
2019年度 1,500億円(内田さん)
財務・業績ハイライト
https://www.nissan-global.com/JP/IR/INDIVIDUAL/RESULTS/
これだけ業績の差を見せられると
ゴーンさんの経営者としての
手腕は認めざるを得ません。
しかし、
こんな優秀な経営者が
どうしてルールを守らないのでしょうか?
むしろ、逆だと思うのです。
ルールなんか気にしないから
これだけの改革を成しえたのだと思います。
つまり、ゴーンさんという人は、
手段を選ばず、
手に入れたい成果は
どんなことをしてでも手に入れる人
なんだと思います。
そんなゴーンさんだからこそ、
「日産リバイバルプラン」において
国内5工場の閉鎖と
2万人超の人員削減ができたのです。
残念ながら、
日産にはこれだけの意思決定が
できる人がいなかったのです。
それは、日産に限らず、
普通の「いい人」であれば、
今まで一緒に働てきた従業員を
2万人も辞めさせることなんてできません。
サニーもブルーバードも
なくすことなんてできません。
(あっ、車の車種の名前です。)
つまり、「悪い人」だから、
これだけの改革を成しえたのです。
そうです。
ゴーンさんは「悪い人」なんです。
誤解がないようにいうと、
「悪い人」というのは、
「いい人」の反対の意味です。
ルールを守って、品行方正、
思いやりの心をもって、
清く正しく美しく生きている人ではない
という意味です。
逆の言い方をすると、
「いい人」には改革はできないのです。
だから、私としては、
ゴーンさんは、
変に同情を買おうするするより、
もっと悪びれたほうが、
ゴーンさんらしくていいのになぁ~
と思いました。
日本人の皆さん、
そんな”あまっちょろいこと”を
言っているから、成果が出せないんだよ!
ぐらい言ってもよかったように思います。
それでも、
日本人は、”あまっちょろいこと”
を選ぶように思いますが・・・
結果的に、
ゴーンさんに逃げられてしまったので、
その通りになっているわけで・・・
やるのであれば、
徹底的にやるべきでした。
日本人はもう少し「悪く」ならないと
世界ではやっていけないのかもしれません。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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