なぜ、共通の敵を作ってはいけないのか?

アメリカがイランの司令官を殺害し、
イランはその報復攻撃を開始し、
戦争に拡大しそうな雰囲気に
なっていました。

 

しかし、
イランの報告攻撃も
事前通告が行われ、
人的被害がないように
行われたようです。

 

どうも、双方に
本格的な戦争をする意思が
ないように思われ、
最悪の事態は免れたようです。

 

お互いが国内の支持を得るために
行った「茶番」ではないか?
という憶測も流れています。

 

事実関係が分かりませんが、
時の権力者は、
自らの支持を集めるために
「共通の敵」を作ることがあります。

 

選挙を前にして、
自分への支持を取り付けようとする
みたいなことです。

 

これが会社組織でも
行われることがあります。

 

敵の敵は味方・・・

 

仲間でない相手を味方につけるには、
共通の敵を作ればよい!

 

でも、これって、危険なんです。

 

なぜなら、
本当に敵を倒さなければ
ならなくならかです。

 

もともと、敵を作ったのは、
自分の組織をまとめるためです。

 

敵を倒すためではありません。

 

しかし、敵を作るために
まとまった組織ですから、
敵を倒さないとまとまらなくなります。

 

リーダーには「一貫性」が求められます。

 

実際に、アメリカでは、
「トランプは弱腰だ!」という声が
上がっているそうです。

 

そうすると
「茶番」では済まなくなります。

 

敵を倒そうとすると、
無傷ではいられません。

 

当然、味方も傷つきます。

 

双方が争っているうちに
他の第三者が力をつけて、
漁夫の利を得る可能性だってあります。

 

そうはならなくて、
相手に勝ったとしても、
敵がいないと
まとまらない組織ですから
敵がいなくなると
また新たな敵を作らなければ
ならなくなります。

 

そうやって、
戦っているうちに
組織が疲弊していきます。

 

だから、
「共通の敵を作る」というのは、
組織をまとめる禁断の方法です。

 

では、どうすれば、
組織を疲弊させることなく
まとめることができるでしょうか?

 

それは・・・
「共通の目標を持つ」ということです。

 

同じ目標を目指すことで、
組織をまとめていくという事です。
荒れている中学校を立て直す時に
スポーツで日本一を目指す!
みたいな話です。

 

これが「ビジョン」です。

 

問題は、実際の会社組織で考えると
スポーツのように分かりやすい
目標が立てづらいということです。

 

それぞれ、考え方も価値観も違います。

 

その違う人が
1つの目標に向かうというのは、
言うほど簡単ではありません。

 

そのために
必要なものが「対話」です。

 

一見すると
違うことを言っているようで、
よくよく話してみると、
同じようなことを言っていた・・・
みたいなことがあると思います。

 

人は自分が都合の良いように見ます。

 

だから、
よーく見ないと、
相手のことが分かりません。

 

それには、時間がかかります。

 

時間がかかるものだと思って、
時間をかけることが
大切だと思うのです。

 

だから、
「めんどくさい」とか言わずに
相手の話を聞くことが
大切だと思うのです。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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