せっかく知覧に行ったので、
知覧にまつわる話を
もうちょっとしたいと思います。
今回連れてきてもらった
あべきさんから教わった
知覧での学び方がもう一つあります。
それは・・・
知覧に来た方のコメントを読むこと
展示場の中と外に1冊ずつ
大学ノートが置いてあります。
知覧に来た方が
コメントを書き残していっています。
そのコメントが、
いろいろな視座で書かれていて
面白いのです。
身内に特攻隊員がいた方がいたり、
日本史を教えている先生がいたり、
政治を批判する方がいたり、
修学旅行できた学生さんもいます。
それぞれが
それぞれの立場で書いていて、
新たな視座が手に入ります。
そんな中で
気になるキーワードがありました。
それは・・・
「平和ボケ」です。
そのほとんどが、
「今の日本人は平和ボケしている!」
という今の日本を憂う論調です。
たしかに
ロシアと韓国とは
領土問題がありますが、
別に戦争をしているわけでは
ありません。
コロナウィルスが流行ってきて
危機感は感じるようになりましたが
それでも、変わらぬ日常を
送っています。
なんだかんだ言っても
日本は「平和」だと思います。
だから、
平和ボケしても
仕方がないのだと思います。
今、平和なのに、
危機感を持て!と言われても
危機感を持てないと思うのです。
それは・・・
経営者の方が
うちの社員は危機感がない!
と言うのと同じだと思います。
社員にしてみると
日々忙しいし、
お客様はいるし、
給与ももらっているし
なんの問題があるんだろう
と思っています。
どうして、
このような差があるのか?
というと・・・
経営者に見えていて、
社員に見えないものがあるのです。
それは・・・
「時間軸」です。
平和という問題も
今は平和かもしれません。
しかし、
10年後、20年後は
どうなるでしょうか?
日本の人口が減っていき
国力が下がった時に、
周辺諸国と今と同じような
関係性を維持できるでしょうか?
おそらく、難しいと思います。
平和ボケになっているのは、
将来が見えていないからです。
このままいくとどうなるのか?
そうだとすると、
平和ボケを解決するには、
将来のビジョンを描く必要があります。
ビジョンについては、
このブログで何度かお伝えして
いますが、
何もカッコいい夢や理想だけが
ビジョンだとは限りません。
ビジョンのもともとの意味は
「映像」です。
1時間後、2時間後も
映像として思い浮かべば
ビジョンです。
だから、10年後、20年後、
日本がどうなっているのか?を
思い描くことが必要です。
10年後、20年後の日本を
イメージした時に、
こんな風になっていたら大変だ!
と思うことで、
はじめて危機感が生まれます。
危機感が生まれてくると、
何をすべきか?が分かります。
そして、
行動をすることで、
平和ボケではなくなります。
何が言いたいのか?というと・・・
平和ボケを解決しようと思っても
解決できないのです。
どうなっていたらよいか?
に向けて行動することによって
平和ボケを解決できるのです。
この「どうなっていたいか?」
を描くのは、本来、政治家の仕事です。
政治家が
ビジョンを示せていないから、
平和ボケが起こるのです。
そう考えると、
会社の経営者の方が、
うちの社員に危機感がない!
というのはどうしてでしょうか?
危機感だけを持つことはできなくて、
ビジョンがあって、
はじめて危機感を持つことが
できるのです。
そうなったときに、
経営者がビジョンを示す必要が
あると思うのです。
ただ、結局、
政治家も同じだと思うのですが、
これだけ不確実な世の中になると
10年後、20年後を描くことが
難しくなっていると思うのです。
だからこそ、
漠然とした不安しか
持てないわけです。
では、どうしたらよいのか?
それは、
できるかどうかは別にして
自分たちが目指したいビジョンを
作るということです。
外部環境はコントロールできません。
だから、
まずは自分たちで決めるということが
大事だと思うのです。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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