なぜ、キレイなビジョンは上手く行かないのか?

先日、セミナーしている時に
ビジョンに関する質問をいただきました。

 

「ビジョン」を作ろうとすると、
どうしてもキレイな言葉にしよう!
と思ってしまうのですが、
それだと機能しないのでしょうか?

 

別にキレイな言葉だと
ダメということはありません。

 

しかし、キレイすぎると
しんどくなるように思うのです。

 

なぜなら、
人はそんなにキレイではない
からです。

 

欲深かったり、
不器用であったり、
意思が弱いところもある
と思うのです。

 

それなのに、
キレイなビジョンを掲げられても
イメージでないのではないか?
と思うのです。

 

私のチームビルディングの
師匠の石見さんは、
チームビルディングのコミュニティー
のビジョンを作る時にこう言いました。

 

「ざらっとしていないとダメ!」

 

わかるような、
わからないような言葉ですが、
言いたいことは、
現実味がないとダメだ!という
ことなんだと思います。

 

トップのビジョンは、
理想的で現実味のないビジョンでも、
いいと思うのです。

 

夢を追い求めればいい・・・

 

でも、
そのトップのビジョンを
そのまま、組織のメンバーに
伝えてもイメージできないのでは
ないでしょうか?

 

だから、
ビジョンができた時に
組織のメンバーにこう質問します。

 

そのビジョンに
あなたの居場所はありますか?

 

私が前に所属していた組織で、
将来のビジョンの話をした時に
農業をやったり、
古民家を買い取って、
改築してセミナールームにしよう!
みたいな話になりました。

 

たしかに、
そんなことができたら、
面白いと思います。

 

そのこと自体、
否定するわけではありません。

 

しかし、
そのビジョンをイメージした時に、
古民家に私の居場所はありませんでした。

 

その時に、
この組織に居続けるのは
難しいかもしれないと思いました。

 

よく、世間では、
組織のビジョンを浸透させる
という言い方をします。

 

浸透している状態とは、
どんな状態でしょうか?

 

組織のビジョンが
自分ごとになっている状態です。

 

それは
組織のビジョンの中に
居場所を感じるということ
だと思うのです。

 

それは組織のビジョンと
自分のビジョンが一体化して
いるということです。

 

そうなると
組織のビジョンが叶えば、
自分のビジョンも叶います。

 

このようにして
ビジョンが機能します。

 

だから、
キレイな言葉はでも
ビジョンとしては問題ありません。

 

ただし、
そのビジョンが叶った時、
組織のメンバーがどうなっているか?
がイメージできるか?

 

そして、それが
組織のメンバーにとって
どんな意味を持っているのか?
がイメージできるか?

 

このようにイメージできる
ビジョンを作らないと、
ビジョンとしては機能しない
ということなのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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