だんだん新型コロナウイルスの
話題にも疲れてきました。
これだけ専門家の解説を
毎日聞いていると、
新型コロナウイルスについて
やるべきことは
だいたい分かってきたような気がします。
とにかく、
感染のリスクを下げるために
人ごみを避け、
外出したら、手洗い、うがいを徹底して
家にウイルスを持ち込まない。
重症者のために病院を空けため
軽症者は自宅で待機、
病院に行かないようにして
医療崩壊を回避する。
そのうち、感染から回復した
抗体のある人が増えていくことで
感染を抑え込める・・・
こんな道筋が見えてきました。
もうこうなってくると、
時間をかけて終息に向かうのを
待つしかないということが
分かってきました。
情報を得ることで、
状況を判断できるようになり
冷静に考えられるように
なってきました。
冷静になって
分かってきたことは・・・
専門家は専門以外のことを知らない
ということです。
当たり前のことですが、
専門家は特定の事柄に対して
専門家なのであって、
全てに精通しているわけでは
ありません。
ウイルスに詳しくても
医療体制については詳しくない・・・
医療体制に詳しくても
経済については詳しくない・・・
経済に詳しくも
教育については詳しくない・・・
世の中が高度になればなるほど、
専門家の価値が限定的になります。
これがいつも話している
「ルービックキューブ」です。
今回のコロナの問題には、
いろいろな側面があります。
「感染」「医療制度」「行政運営」
「経済」「金融」「教育」などなど
それぞれに解決すべき
問題があります。
厄介なことに、
それぞれが複雑に絡み合っていて
単独の問題ではないのです。
たとえば、
「感染」だけ考えれば
全員検査をするべきです。
それに対して
「医療制度」のことを考えれば
感染者が病院に殺到することで
医療崩壊することは避けるべきです。
つまり、
それぞれに正しいんのですが、
全体で考えると適切ではない
ということです。
まさに
「ルービックキューブ」です。
赤の面を揃えたとしても
次に青の面を揃えようとすると
いったん、赤の面を崩さないと
青い面はそろいません。
そして、
赤と青の面がそろっても、
黄色の面をそろえようとすると、
赤と青の面を崩さなければなりません。
つまり、
常に揃わない状態を容認しながら
6面をそろえるようにしないと
「ルービックキューブ」は
そろわないのです。
専門家は1つの面を
揃えるべきだと主張します。
その専門の分野では
それでよいかもしれませんが、
全体で考えると上手く行きません。
こんな時に必要な存在が、
「ファシリテーター」です。
「ファシリテーター」とは・・・
グループによる活動が
円滑に行われるように支援する人。
特に、組織が目標を達成するために、
問題解決・合意形成などを
支援し促進する人。
「ファシリテーター」は
簡単に言うと「調整役」です。
異なる立場や
価値観のある人を調整して、
まとめる人のことです。
私がお客様の会社の会議で
「ファシリテーター」をやっています。
正義なんて立場によって変わります。
営業には営業の正義があり、
製造には製造の正義があります。
経営者には経営者の正義があり、
社員には社員の正義があります。
わが社にはわが社の正義があり、
お客様にはお客様の正義があります。
それぞれに正義があります。
主張し合えば決裂します。
その間に入って
お互いの背景を伝えて、
お互いが考えていることを
感じ取れるようにします。
結局、ここを乗り越えるのは、
「対話」です。
「対話」をするためには・・・
①評価をしない
(悪口を言わない)
②共通の目的を持つ
(同じ目的を持つ仲間だと思う)
③相手の話を聴く
(相手をコントロールをしない)
この3つが必要です。
だから、
私がお客様の会社の会議に入るときに
気を付けていることは、
それぞれが主張していることを
鵜呑みにしないことです。
鵜呑みにせずに、
それぞれが主張している背景を
イメージするようにしています。
今回のコロナウイルスも
専門家の言っていることを
鵜呑みにしないで、
その背景にあるものを感じ取る
ようにすると、
情報に振り回されずに済むと思います。
結局は、同じところに向かおうと
しているはずので、
行きつく先は一緒ですから・・・・
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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