前回のブログで、
マンガ『鬼滅の刃』の話から
人材育成について書きました。
「なぜ、竈門炭治郎は強いのか？」
ポイントは「体験学習」だと書きました。
人はやりながらでないと学べない。
体験から学ぶ時に
大事なことは「振り返り」です。
私が連続で研修をする時に、
必ず、前回からの振り返りをします。
振り返りをするためのシートに
割と時間をかけて書いてもらいます。
そうしたら・・・
書ける人と書けない人が出てきます。
書ける人は
振り返りの習慣がある人で
書けない人は
振り返りの習慣がない人です。
社長さんにしてみれば
振り返りの習慣がない人が
いること自体が信じられない
とおっしゃいます。
しかし、これが現実です。
人と人は違います。
自分にとって当たり前でも
人によっては当たり前でないのです。
この現実を受け入れていただかないと
先に進みません。
振り返りをしない人がいることに
気付けて良かったですね！
とお話します。
私が定期的に
研修や会議をさせていただいる
会社では、必ず、振り返りをするので
だんだんできるようになってきます。
それだけの話です。
習慣づければよいだけの話です。
「また書くんだな！」と思えば、
準備するようになります。
この時に、
学習のメカニズムを理解しておくと
より効果的に学習ができます。
では、そもそも、
人はどのように学ぶのでしょうか？
それは・・・
既に持っている知識に対して
問いかけをすることで、
新しい知識と結びつきが
生まれることで「学び」が起こります。
「あ～そういうことか！」というのは
まさにそういう感覚です。
ここでのポイントは、
すでに知識を持っているということです。
つまり、
そもそも、知識がないと、
「あ～そういうことか！」ということに
ならないのです。
今の話を聞いて、
「あ～そういうことか！」と思った人は、
「学習とはそういうものだ！」
という認識を持っていたはずです。
だから、言葉で説明された時に
「あ～そういうことか！」と思ったのです。
そうでないと
「ちょっと何を言っているか分かりません」
となると思うのです。
だとすると、
学習を生み出すためには、
予備知識が必要になります。
つまり、教えないと
そもそも学べないのです。
そう考えると
学ぶためには、
次の３つの要素が必要です。
①予備知識
できるようになるための知識
②問いかけ
できているのかどうかの質問
③振り返り
質問されてどう思ったか？の振り返り
結局、③振り返りを通して、
「自分ならどうするのか？」を考えないと
知識を自分のものにすることは
できないのです。
ここが、めちゃくくちゃ
大事だと思っています。
『自分ならどうするか？』
丸暗記は学習ではありません。
学ぶというのは、
自分のものにするということですから・・・
だから、
教えるのが一番勉強になる！
というのは、当たり前のことです。
自分の言葉にしなければ
伝えられませんから・・・
『自分ならどうするか？』
このプロセスがないと
人は学ぶことはできません。
だから、もし、
部下が成長していないのであれば、
それは・・・
①予備知識を教えていない
②問いかけをしていない
③振り返りをしていない
からかもしれません。
逆に言うとこれをやると
社員さんは成長します。
今どきの上司には、
コーチングの能力が必要だ！
というのは・・・
部下に対して、
②問いかけと③振り返りが
できないといけないからです。
ただ、
コーチングだけだと
①予備知識を教えていないので
不十分です。
結局、上司としては、
ティーチングもコーチングも
必要だということです。
で、私としては、
①予備知識を教えるが、
このブログであり、
体験学習の場が経営塾です。
こんな感じで、
皆さんのマネジメントの能力アップの
お役に立てればと思っています。
経営塾の説明会を兼ねたセミナーを
企画しています。
7月第2週あたりで告知できると思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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