部下を育てるには信用?信頼?

先日、
部下が育たないという相談を
上司の方からいただきました。

 

お話をしている中で
気になることがありました。

 

それは、そもそも、
上司の方が部下のことを
信頼していないのではないか?
ということです。

 

当たり前の話しだと思うのですが、
上司が部下を信頼していないと
部下は育ちません。

 

みなさんが
「自分が成長した!」
と思うのはどんな時でしょうか?

 

それは、
上司から信頼されている
と感じる時なのではないか?
と思うのです。

 

つまり、
上司が部下を信頼しない限り
部下は成長しません。

 

そういう話をすると
ほとんどの場合こう言われます。

 

仕事もできないのに
どうして信頼できるのですか?

 

そうなんです。

 

信頼していないのです。

 

ここで、
言葉の定義を確認したいと思います。

 

信用と信頼の違いは何でしょうか?

 

信用金庫とは言いますが、
信頼金庫とは言いませんね!

 

信用とは過去に対するものです。

 

信用してお金を貸すという時に
決算書や土地や実績を信じて
お金を貸します。

 

これに対して、
信頼とは将来に対するものです。

 

信頼してお金を貸すという時は
どうでしょうか?

 

返ってこない前提でないと
お金は貸せないのではないでしょうか?

 

つまり、信頼って無条件なんです。

 

根拠もないんだけど、
とりあえず信じるよ!というのが
信頼だと思うのです。

 

そう考えると、
条件付きの信頼というものはなくて
信頼というものは、
無条件なものなのです。

 

だから、
仕事もできないのに
どうして信頼できるのですか?
という質問がそもそもおかしいのです。

 

信頼するのであれば、
仕事ができるか?どうか?は
関係ないのです。

 

では、
仕事ができるできないに関係なく
信頼すれば部下が育つのか?
というと・・・

 

それは違います。

 

ちょっと何を言っているのか?
分かりません!
という感じかもしれませんね!

 

何が言いたいのか?というと・・・

 

そもそも、
信用と信頼は別だ!ということです。

 

人を育てるには、
信用も信頼も必要なのです。

 

信用していても信頼していないと
人は育たたないということです。

 

分かりやすくお話します。

 

例えば、
5つの仕事をお願いしたとします。

 

そのうち、
部下が2つしかできなかった
とします。

 

その時に、
2つできたことを認めるのは、
信用です。

 

過去に対する評価です。

 

過去のことを認めるのは信用です。

 

ここで、
信頼があるとどうなるのか?
というと・・・

 

あと3つどうやったらできるかな?
ということを一緒に考えます。

 

つまり、
5つできる前提で接します。

 

そうすると、
信頼されている感じるので
やる気になります。

 

できると信じてもらえるから
人はやる気になるのです。

 

信頼、大事です!

 

ただ、その一方で、
できていないという
フィードバックも必要です。

 

フィードバックをしないと、
できないことに気づかない
かもしれません。

 

だから、
過去についての評価も必要です。

 

信用も大事です!

 

つまり・・・

 

人を育てようと思ったら、
信用と信頼が両方必要です!

 

つまり・・・

 

ここまでで
できていることの信用(評価)と

これから、
できるであろうという信頼を
同時に示す必要があるのです。

 

世の中、どうでしょうか?

 

信用(評価)はしていると思います。

 

しかし、信頼はどうでしょうか?

 

信頼が足りないように思います。

 

部下の成長を願うなら、
できると信じることが必要です。

 

あきらめた上司の元では
部下は育ちません。

 

信じてくれる人がいるから
頑張るのです。

 

裏切られたと感じることも
あるかもしれません。

 

しかし、信頼って無条件なんです。

 

根拠もないんだけど、
信じるよ!というのが信頼です。

 

人を育てようと思ったら、
信用も大事なんですが、
まずは、信頼することが必要なのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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