ミカンが腐るまで放置したのは誰だ?

ある大学が
コンサルタント会社を使って、
職員に対し
「腐ったミカン」と退職を強要した
というニュースが
ネットにあがっていました。

 

『腐ったミカン』暴言吐かれ退職迫られる
https://news.yahoo.co.jp/articles/43303d511fd373432d025404021c4acda590eae3

 

退職を強要された職員は
精神障害を発症し、
大学に対して2000万円の損害賠償を
求めているそうです。

 

それにしても、
職員に対して
「腐ったミカン」なんて言ったら
問題だと思わなかったのでしょうか?

 

どうして、
職員を精神障害に追い込むまで
やりすぎてしまったのでしょうか?

 

これは、完全に、
U理論の上に行っています。

 

U理論の上のプロセスを
段階を追って説明します。

 

「ダウンローディング」

起こった現象を認識する段階です。
まだ、良い悪いを判断する前の状態です。

職員を目の前にしている状態です
良いも悪いもありません。

「盲目状態」

自分が見たいものだけ見ているので
それ以外ものが見えていません。

バカだなぁ〜辞めればいいのに
と思っています。

「観ない」

自分に都合がよいようにしか
物事を見れなくなっています。

こんなヤツ、すぐに辞めるだろう
と思っています。

「立てこもり」

自分の考え方に立てこもります。
自分が正しいことを必死に
証明しようとします。

ひどい言葉を使って
退職を決意させようとします。

「感知しない」

自分に必死なので、
相手のことなんて考えていません。

ひどい言葉を言っても
相手を傷つけていると思っていません。

「しがみつく」

自分の考え方にしがみつきます。
他の考え方は受け入れる余地がありません。

なかなか辞めないので
だんだん言葉が乱暴になってきます。

ここらへんから善悪の判断が
つかなくなってきます。

「不在化・傲慢」

100%私は悪くない!
私のせいじゃない!
完全に他責になります。

辞めるチャンスを与えているのに
辞めないお前が悪い!
と思い始めます。

「操る」

相手を自分の思い通り操ります。

言葉巧みに相手を
退職に追い込んでいきます。

「自己欺瞞」

相手を操ろうとするあまり
自分が発していた言葉に
自分が飲み込まれていきます。

おそらく「腐ったミカン」は
ここら辺で言ったのではないか?
と思います。

「力の濫用」

権力を振りかざして、
自分と違う意見や反論を押さえつけます。

大声をだして脅かしたりします。

「棄てる」

思い通りにならないので、
関わり合いを捨てます。

無視をしたり
話を聞かなくなります。

「殲滅」

相手を倒すことに
全力を尽くします。

徹底的に相手を攻撃します。

「破壊」

人間関係は破壊され
修復ができなくなります。

裁判で訴えられました。

 

おそらく、
大学側は、何らかの理由で
人員整理をしたかったのだと思います。

 

辞めてもらうように
説得するつもりがエスカレートして
いったのだと思います。

 

相手をコントロールしようとすると
U理論の上へ行きやすくなります。

 

今回も、
「不在化・傲慢」のあたりから
良い悪いの判断がつかなくなってきた
のだと思います。

 

そして、
「自己欺瞞」のところで
自分の言葉に酔ってしまって
歯止めが利かなくなってしまいました。

 

明らかにやりすぎです。

 

しかし、
U理論の上に行ってしまうと
「破壊」するまでは止められません。

 

そもそも、今回の話で言うと、
ミカンが腐ったのであれば、
ミカンが腐るまで放置したのは誰だ?
という話です。

 

ミカンを腐らせないようにするのが、
教育だと思うのです。

 

この「腐ったミカン」というのは、
実は、武田鉄也さんの金八先生という
学園ドラマの中のセリフです。

 

金八先生は、なんて言ったいたか?
というと・・・

 

辛いことがあって、
あちこちぶつかっていれば、
そりゃどこか腐ってくる。

だが私たちはみかんを作ってるのではない。

人間を作っているのだ!

人間の精神が腐るということは絶対ない!!

 

職員を人間として見ていないから
こんなことが起こるのだと思います。

 

人として接している限り
U理論の上にはいかないと思うのです。

 

チームビルディングが当たり前になる
世の中になるために
伝え続けていかなければと思いました。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。!

 

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