菅首相が
全省庁の行政手続きを対象に
押印廃止や書面・対面主義の見直し
に向けた方針を速やかに策定するよう
指示したそうです。
役所に手続きに行って
ハンコを忘れて出直しなんてことが
日常茶飯事な私にしてもいれば
是非とも実現して欲しい話です。
この流れの中で、
民間企業でもハンコの見直しは
進むのでしょうか?
テレワーク中でも
印鑑を押しに会社に行くなんて
笑えない話もありました。
やり方として印鑑をやめる
ということであれば、
技術的な問題だと思います。
ITは詳しくはありませんが、
電子印鑑みたいなものに
変更すればよい話だと思います。
しかし、本当の意味で
ハンコをやめるのであれば、
意思決定のプロセスを変えないと
やめたことにはなりません。
そもそも、
どうして印鑑が必要なのでしょうか?
それは・・・
部下は決めることができないから
上司が決める必要がある
ということです。
つまりは、トップダウンです。
判断できるのは、
上司だけという考え方です。
たしかに、
責任は上司が取るのですから
意思決定にかかわらないと
怖くて仕方がありません。
自分の知らないところで
自分が思ってもみない
意思決定をされてしまうのは困ります。
だから、
意思決定をする時は、
上司に確認を取るようにする
というのは当たり前の話だと思います。
しかし、
これだと問題が起こります。
それは・・・
時間ががかるということです。
部下が上司に
意思決定の確認しようとしたら
上司が判断できるだけの情報を
伝える必要があります。
そうすると、時間がかかります。
しかも、
変化のスピードが早くなれば、
上司に確認すべき案件が増えます。
そうなってくると、
上司が全部を決めるためには
膨大な時間が必要になります。
上司の意思決定のスピードが
ビジネスの成長のボトルネックに
なっている可能性があります。
だから、
時代の変化が早くなってくると
トップダウンでは限界がある
と思うのです。
だからと言って
ボトムアップに変えれば
上手く行くか?というと・・・
上手く行きません。
なぜなら、
部下には判断できないからです。
判断するための情報もなければ、
判断基準もないからです。
トップダウンから
ボトムアップにするためには、
情報共有の仕組みと
判断基準の共有が必要なのです。
ハンコをなくしたらからといって
情報共有ができるわけでもないし
判断基準が共有できるわけでも
ありません。
情報共有の仕組みを作って
判断ができるように教育するには
時間がかかります。
だから、
ただ、ハンコをなくせばよい
という話ではなくて
意思を持って、計画的に
人と組織を変えていく必要があります。
いつもブログに書いている
「人」×「しくみ」×「関係性」です。
「しくみ」だけ変えても成果は出ません。
「人」も「関係性」も変える必要が
あるのです。
実は、テレワークも同じです。
「しくみ」を導入すればいい
という問題ではありません。
テレワークという
「しくみ」を導入するなら、
「人」も「関係性」も変える必要が
あります。
それを今回、
チームビルディングの仲間の山内さんが
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