離れたところにいる社員は優秀なのか?

先日、お客様の社長さんと
話していたら、こんな話になりました。

 

営業所の社員は
問題を起こさず優秀なんです!

 

それに比べて本社の社員は・・・

 

社長はいつも本社にいます。

 

本社は問題ばかり・・・

 

営業所は、社長が行かなくても、
何の問題も起きないそうです。

 

なるほど・・・

 

もう少し話を聞いてみました。

 

社長が本社にいて問題だと
思うことって何ですか?

 

すると・・・

 

電話の応対や接客、仕事の段取り、
連絡、報告、相談など、
問題だらけだと言います。

 

それって、
営業所は問題ないのですか?
と聞いてみたところ
「わからない!」との答えでした。

 

営業所は、
毎日、見ているわけではないので、
わからないのだそうです。

 

その話を聞いて、思わず、

それって、問題ないのではなく、
見えてないだけではないですか?

と言ってしまいました・・・

 

そうしたら、
しばらく黙っていて、

たしかに、そうかもしれないですね!

と笑っていました。

 

『知らぬが仏』という
ことわざがありますが、
そもそも、知らなければ、
問題だと認識できません。

 

見えていないことと
問題がないことが、
区別できないことが多いのです。

 

おそらく、
問題は起こっていると思います。

 

しかし、
自分たちで問題を解決しているので、
目に見える問題が起きていないのです。

 

自分たちで解決できないとなると
問題が目に見えるので、
そこで明らかになります。

 

問題になるのは、
目に見える時だけなので、
営業所は優秀だと思うのです。

 

それに対して、
本社は見えてしまう故に
気になったそばから注意をします。

 

本来なら、
自分たちで気づいて解決できた問題も
問題として認識されてしまいます。

 

だから、
問題がたくさん
起こっているように見えるし、
本人たちが気づく前から注意をされるので
問題に気づく力も身に付きません。

 

結果として、
本社は問題だらけだと思うように
なるのです。

 

でも、この状況って、
だれが作っているんですかね?
という話なんです。

 

問題が起こっている時に
自分が問題の当事者だと気づかない時
があります。

 

もちろん、
社長だけの問題ではありません。

 

社員にも問題がある場合もあります。

 

ただ、それを、
社員だけが悪いと思ったら、
その問題は解決しません。

 

自分の問題だと思えて、
初めて、問題が解決するのです。

 

だから、まずは、
自分の問題だと認識することが
解決への第一歩だと思うのです。

 

任せるって、そういうことなんですね!
とおっしゃっていました。

 

ちょっとづつ、変わっていくことを
楽しみにしたいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます!

 

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