一貫性のないところには人はついていかない

昨日、テレビを見ていたら、
我が神奈川県知事が出演していて、
コメンテーター(?)の橋下さんと
やり合っていました。

 

小田原城址公園と
片瀬東浜海水浴場で
パブリックビューイングを
開催することについてです。

 

ギリギリまでねばって
開催するかどうかを判断するそうです。

 

飲食店は
6月20日まてお酒を出せずに
休業を余儀なくされています。

 

それも、
期限をずるずると伸ばされて
限界まで追い詰められています。

 

感染拡大の防止に協力するために
政府の指示に従っています。

 

しかし、その政府が、
パブリックビューイングを設置して、
人を集めようとしているわけです。

 

明らかに矛盾しています。

 

橋下さんも・・・・

こういうメッセージの出し方が
本当に国民の理解を進めない
最大の要因だと思うんです!

と言っていました。

 

本当にその通りで、
今回のオリンピックに対する
政府の姿勢には「一貫性」がないのです。

 

国民の命が大事!というなら
徹底して安全管理に力を入れれば
いいのです。

 

安全管理が徹底していれば、
信じてみようかな?
と思います。

 

しかし、
言っていることと
やっていることが違うので、
信じたくても信じることができません。

 

リーダーに大事なのは「一貫性」です。

 

他人のふり見て、わがふりを直せ!

 

他人がやっていることはよく見えます。

 

ここは、あらためて、
自分を見直す機会にしたいと思いました。

 

「一貫性」のないリーダーには
人はついて行こうと思わないのです。

 

だから、リーダーは、
常に、言っていることと
やっていることが一貫しているか?
確認しなければなりません。

 

しかし、
「一貫性」を保つのは、
言うほど簡単ではありません。

 

私は、お客様に、いつも、
「私がいなくなることがゴールです」
と言っています。

 

それは、
自分で考えて自分で決めることを
目指しているので、
「一貫性」を保とうとすると、
私がいてはいけなくなります。

 

だから、常に、
いつ契約が終わってもよい覚悟で
コンサルティングをしています。

 

というのは、潔いですが、
実際は、経営のことを考えれば、
お客様を失うのは怖いです。

 

そうなんです。

 

「一貫性」を保とうとすると
恐怖がつきまといます。

 

ここに「谷」があります。

 

やりたくないけど、
やらないといけない・・・

 

「谷」というのは、
こんなイメージです。

 

「谷」を前にして、
逃げずに向かっていけるか?

 

見ないふりをして避けるか?

 

「谷」をくぐるには、
「ミッション」と「ビジョン」が必要です。

 

「何のためにやるのか?」

 

「どうなりたいのか?」

 

これを本気で思っていないと
「谷」をくぐれません。

 

つまり、覚悟がないとみなされて
信頼を失います。

 

だから、中途半端に
「ミッション」や「ビジョン」を
かかげるのは、危険なんです。

 

今回のオリンピックで
如実に表れてしまったように思います。

 

他人のふり見て、わがふりを直せ!

 

批判するばかりでなく
己を振り返って、
「ミッション」や「ビジョン」に
誠実に生きていきたいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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