映画監督による
性加害疑惑が報じられて
謝罪を迫られるようになったり、
作品が上映されなくなったり
しています。
自分の作品に出してやるから
その代わりに・・・・なんて、
いかにもありそうな話です。
監督には権限があるので、
ハラスメントになりやすい
構造があるのだと思います。
2022年4月から、
パワハラ防止法が中小企業にも
適用されうようになり、
研修の依頼をいただくことが
増えてきました。
自分で講師をやっていて
言うのもおかしな話ですが、
パワハラ防止研修って
難しいのです。
こういうことは
パワハラだからやめましょう!
と話をしても、
行動に活かせないのです。
よく言われる話ですが、
脳は否定語を理解しません。
パワハラをするな!と言われると、
パワハラをしているイメージが
頭に浮かびます。
パワハラがない職場にしたいのに、
パワハラをしているイメージが
頭に残ってしまいます。
私なりに工夫をして
研修をしているのですが、
なかなかむずかしいなぁ~
と思っていました。
そんな中、ネットを見ていたら、
こんな記事がありました。
『鎌倉殿』では大河史上初めて、
『リスペクトトレーニング』が導入されました。
リスペクトトレーニング?
初めて聞きました。
ネットで調べてみると・・・
Netflixなど海外の制作現場で
導入されているもので、
「撮影現場においてあだ名で呼ぶのはアリか?」
など「ハラスメント」になるのか?といった
微妙な問題を参加者で考える
トレーニングだそうです。
たしかに、パワハラよりも
リスペクトの方がイメージできる
ように思います。
リスペクトとは、
相手を尊重するとか、
相手に配慮するという意味です。
パワハラをしないというのは、
まさに相手をリスペクトする
ということだと思います。
人を人としてみることだと
思います。
人を人として見るなんて
当たり前だと思われるかも
知れません。
しかし、実際は、
人をモノとして見ている
ことはないでしょうか?
モノというのは、
物体という意味ではなくて、
便利なモノや
邪魔なモノという意味です。
自分にとって、
思い通りに動いてくれる人は
便利なモノだし、
いなくなって欲しい人は
邪魔なモノです。
しかし、
思い通りに動いてくれる人も
いなくなって欲しい人も
モノではなく、人です。
人として見た時に
今の接し方でよいのか?
ということを考えることが
大事なのだと思います。
パワハラをやめましょう!よりも
人を尊重しましょう!の方が
イメージしやすいと思うのです。
これからの
パワハラ研修でも
この考え方を取り入れて行こう
と思いました。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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