学ばないと取り返しがつかないことが起きる

北海道の知床半島沖で
遊覧船が浸水し、
26人が行方不明になった事故で
遊覧船の会社の社長さんが、
謝罪会見を行いました。

 

3度にわたり
土下座をしていました。

 

この状況では、
土下座をするしかないと思いますが
土下座をしたところで、
行方不明の方が見つかるわけでも
ないですし、
失われた命が戻ってくるわけでも
ありませんので、
何の意味もありません。

 

ネットの記事によると、
船体に亀裂が入っていたとか
無線が壊れていたとか
悪天候だったとか
船長が昨年書類送検されたいたとか
いくつかの問題が重なって、
事故が起きたように思います。

 

つまり、たまたま、
起きた不運な事故ではなく、
問題を放置した結果
起こってしまった事故のように
思います。

 

人は失敗をします。

 

私は、3回続いたら、
その失敗は、たまたまではなく、
構造的な原因があると判断します。

 

構造的な原因があるということは
同じ問題が起こります。

 

だから、構造的な原因があるなら
解決しておかなければなりません。

 

失敗には、取り返しのきく失敗と
取り返しのつかない失敗があります。

 

取り返しのきく失敗なら、
失敗して学べばよいのです。

 

というか、失敗しないと
気付かないこともあります。

 

だから、取り返しのきくうちに
失敗から学習をして、
構造的な原因を解決する必要が
あるのです。

 

今回の遊覧船の会社の社長さんも
何度か失敗がありました。

 

どれも取り返しのきく失敗でした。

 

改善するチャンスはいくらでも
あったはずです。

 

しかし、その失敗に真摯に向き合い
解決をしなかったために、
取り返しのきかない失敗を犯しました。

 

失敗から学ぶか?学ばないか?は、
自分の選択です。

 

自分で直そうとしない限り、
だれも、構造的な原因を解決して
くれません。

 

今回の記者会見の中でも
「最終的には船長判断」
「客の要望もあった」
と責任を転嫁するような発言が
ありました。

 

人のせいにして、
学ぼうとしていないのです。

 

今までも、人のせいにしてきたので、
今回も人のせいにするのです。

 

事故から5日経っての記者会見

 

おそらく準備をして
記者会見に臨んだのだと思いますが、
人は急には変われません。

 

学べないことを
露呈してしまいました。

 

学習する力が大事だと
痛感します。

 

私も偉そうなことは言えません。

 

同じような失敗を
何度も繰り返す時があります。

 

取り返しがきくうちに
失敗から学習をして、
構造的な原因を解決しようと
思います。

 

そのためには、
目の前の失敗から目をそらさずに
自分の構造を変える努力を
続けたいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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