ヴィッセル神戸の
ロティーナ監督が解任されました。
サッカーの監督ほど
解任されやすい職業はないと
思いますが、
ビィッセル神戸は
今期3回目の監督解任です。
いくらなんでも、監督変えすぎです。
イニエスタをはじめ
スター選手を集めているにもかかわらず
今期、最下位で低迷しています。
所属選手だけみれば
ビッククラブですから
最下位なんて許されません。
抜本的な改革が必要です。
ただ、シーズンの途中で
抜本的な改革なんてできる
のでしょうか?
試合をしながら、
抜本的にチームを変えるは
無理があります。
今できていることを
ベースにして
できることを増やしくことしか
できません。
そういう意味で
監督を変えるというのは、
最後の手段です。
しかし、その最後の手段を
今期、3回やっています。
それはどういうことか?
というと・・・
組織をすぐに変えられる
と思っているということです。
組織は人の集まりです。
そもそも、
人を変えるのも難しいのに、
組織を変えるとなると
もっと難しくなります。
それなのに
どうして組織が簡単に変わる
なんて思うのでしょうか?
それは・・・
お金があるからです。
お金があれば、
人をすぐに連れて来れます。
優秀な人を集めれば
優秀な組織ができるのか?
というとそれは違います。
いつもブログで書いている
『SSR理論』です。
SSR理論とは、
Strength(人材力)、
Structure(組織力)、
Relation(関係力)
頭文字の略です。
この3つを掛け合わせて
成果を出すのがマネジメントです。
人材力×組織力×関係力
チームにどのような
「強み」を持った選手がいて、
(人材力)
その「強み」を活かすための
戦略やルール、決まり事を作って、
(組織力)
戦略を実行しながら、
コミュニケーションを取りながら
創造性の高いプレーで得点を取る
(関係力)
これは、
組織で成果を出す時の
チームビルダーの普遍の公式です。
実は、この順番が大事なのです。
まず、人がありきです。
なぜなら、
戦略や戦術は、
人に左右されるからです。
人はできることしかできないので
できることを戦略・戦術にしないと
再現性がありません。
再現性がないと安定しないので
長期にわたって成果を出し続ける
ことができません。
このように考えると
人を変えたら、
戦略・戦術が変わります。
人を次々連れてくると、
最初に組んだ戦略・戦術と
ズレが生じてきます。
そうすると
人材力×組織力×関係力
の掛け算が壊れます。
ある意味、
抜本的な改革というのは、
この掛け算を組み替えることです。
当たり前のことですが、
人材力×組織力×関係力が
機能するまで時間がかかります。
成果が出ないからと言って
人材力をいじってしまうと、
いつまで経っても
人材力×組織力×関係力が
機能しません。
さらにいうと
組織力を決めるのが
監督ですから、
人も監督も変えてしまうと
組織は崩壊します。
今期をあきらめて
来期に向けて
抜本的にチームを見直すなら
監督を変えるのもよいと
思います。
しかし、このまま、
最下位をひた走ると、
来期はJ2です。
残留を目指すのであれば、
監督を変えるという打ち手は
博打としか思えません。
こうして見て見ると、
簡単に人を連れてこれることが
組織が成果を出せない原因に
なっているように思います。
人が採用できないというのも
案外、悪いことではないかも
しれませんね!
人材力が決まれば、
あとは組織力と関係力を高めていけば
良いのですから・・・
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
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