なぜ、投票に行かないのか?

昨日は、参議院の投票日でした。

 

推定投票率は52.05%だそうです。

 

2019年の前回の参院選と比べて
3.25ポイント上回ったものの
ようやく半数を超えるぐらいです。

 

国民の半分しか
投票しなかったことになります。

 

安倍元総理大臣の件や
プーチン大統領の暴走、
物価高の問題、憲法改正など、
政治に対する関心が上がる要素があっても、
国民の半分しか投票に行かない・・・

 

どうして、
投票に行かないのでしょうか?

 

それは、
個人と政治がつながっていない
からです。

 

では、一体、
個人と政治がつながるというのは、
どういうことでしょうか?

 

それは、
個人の「ビジョン」と
国の「ビジョン」がつながっている
ということです。

 

いつもブログに書いていますが、
「ビジョン」というのは、
単なる「映像」です。

 

だから、1時間後も2時間後も
明日も3ヶ月後も1年後も
「ビジョン」です。

 

つまり、「ビジョン」というのは
何も特別なものではなく、
極めて日常的なものです。

 

こんな風になったらいいな!
と思える「映像」が描ければ、
それは立派な「ビジョン」です。

 

そう考えた時に
個人の「ビジョン」と
国の「ビジョン」が
つながっているというのは、
どういうことでしょうか?

 

それは、国の将来の中に
自分の将来が見えている状態です。

 

国が右肩上がりに成長している時は、
自分の将来も明るく見えていた
と思います。

 

しかし、
これだけ国の将来が
見通せなくなっていると
個人の将来も見えづらくなっている
のだと思います。

 

だから、
投票率を上げようとしたら、
国の将来を示すことと、
個人の将来をイメージしやすく
することが必要になります。

 

そういう意味で
各候補者は国の将来の「ビジョン」を
語るべきだったと思うのですが、
どうだったのでしょうか?

 

実は、これは
会社と社員の関係でも同じこと
が言えます。

 

社員が会社に興味がないというのは、
会社の「ビジョン」と
自分の「ビジョン」がつながっていない
からです。

 

つまり、会社の将来の中に
自分の将来が見えていないのです。

 

だから、
個人の「ビジョン」が描きやすいように
会社の「ビジョン」を明確することが
大事です。

 

ただ、その一方で、
そもそも個人の「ビジョン」が
描けていないという問題があります。

 

どんなに会社の「ビジョン」を
明確にしたところで、
個人の「ビジョン」が描けなければ
つながりません。

 

コンサルティングをしていて思うのは
個人の「ビジョン」が
描けていない社員さんが
圧倒的に多いということです。

 

そういう意味では、
会社の「ビジョン」を作ることも
大事なのですが、
そもそも、個人の「ビジョン」を
作ることもしないと、
「ビジョン」が機能しないのです。

 

上手く行かないには理由があって、
そこを解決することで、
組織は動き出すのだと思っています。

 

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

 

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