どうして人の悪口ばかりを言うのか?

先日、お客様の会社に行った時に
こんな相談を受けました。

 

ある社員が
仲間の悪口ばかり言うので
周りの社員が困っているみたい

 

なんとかなりませんかね?

 

たしかに、
人の悪口を聞いていると
あまり良い気分にはなりませんね!

 

でも、
悪口を言っている人は、
それに気づいていないのです。

 

そもそも、どうして、
悪口を言うんでしょうか?

 

悪口を言うからには、
何か理由があると思うのです。

 

おそらく、それは・・・

 

他人をコントロールしたい
のです。

 

つまりは、
自分の味方につけたいのです。

 

共通の敵を作れば、
味方につけることができます。

 

悪口を言うことで、
共通の敵を作れば、
悪口を聞いてくれている人は
味方になります(と思っています)。

 

なぜ、味方につけたいのか?
というと・・・

 

自信がないのです。

 

結局、自分に自信がないので、
自分が悪者になることを
恐れています。

 

だから、
自分が悪者ならないように
味方が欲しい・・・

 

では、これをどうやって
解決するか?です。

 

問題解決の基本は、
人を変えようとしない
ということです。

 

人は変えられたくないので、
変えようとしても、
上手くいきません。

 

人を変えずに
どうやって変えるのか?

 

それは、
共通の目的を持つことです。

 

共通の目的を持つことで、
相手は味方になります。

 

共通の目的を達成する過程で
一体感が感じられるように
すればよいのです。

 

そのときに、
大事なことは、
共通の目的をどうやって見つけるのか?
ということです。

 

これについては、
対話しかありません。

 

対話は、相手の話を聞きながら、
相手の背景を理解しようとすることです。

 

相手の背景を理解するには、
まず、最初にやらなければならない
ことがあります。

 

それは・・・

 

相手を否定しないということです。

 

人と人は違うので、
自分が理解できないことがあって
当然なのです。

 

だから、理解するではなく、
理解しようとすることが大事だと
言っているのです。

 

だから、
相手の考えていることが
よいことだと思う必要はありません。

 

そう考える人もいるんだ!
という程度で十分です。

 

それでも、その人は、
自分でそれを選んでいるので、
それでよいのです。

 

その上で、
相手もOK、自分もOKな
目的を探すということが必要です。

 

例えば、
給料を上げたいという話が
社員からあったとします。

 

仕事もろくにでいないのに
なに言ってんだ!
と思うかもしれませんが、
そりゃ、給料が高い方がいいのは
理解はできます。

 

その一方で、経営者は、
やりたいことを実現するために、
資金を貯めたいと思っています。

 

ここで、
社員の給料も増えて、
会社の資金をためるとしたら、
どうなったらよいのでしょうか?

 

それは・・・

 

粗利益を増やすということです。

 

つまり、共通の目的は、
会社の粗利益を増やすことです。

 

このように、
一見すると相反するものであっても
話してみると重なっていることは
結構あるのです。

 

このように、
相手のことを理解しようとする
プロセスの中で共通の目的が見つかります。

 

対話が面倒なのもわかります。

 

しかし、共通の目的をかかげるのは、
社長にしかできないことです。

 

そのためには、
手間と時間をかけていただくしか
ありません。

 

逆にいうと、
共通の目的が機能すると、
社員の細かいことを気にしなくても
よくなります。

 

上手くいっているときって
そんなものだと思うのです。

 

だから、まずは、
共通の目的を作りましょう!

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます!

 

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