安倍元首相の国葬が行われました。
マスコミの記事を見ていると
賛成反対で二分化された!
日本社会が分断された!
なんて記事がたくさんあります。
この記事を見て、
私は強烈な違和感があります。
というのは、
賛成反対と単純に分けられる話
ではないからです。
私個人は
国葬を決めたプロセスには
反対ですが、
国葬そのものは賛成です。
このように、
単純に賛成反対ではないのです。
物事を単純化した方が
わかりやすいですが、
それは一人一人を見ていない
ということになります。
私の違和感はここにあります。
二分化された!分断された!
という記事は、
国民の声を大切にしろ!と
主張していますが、
人と人は違うという前提を
蔑ろにしています。
国民という言葉で一括りにして
個を尊重していません。
そもそも、賛成にも反対にも
いろいろあるのです。
私は、いろいろあるからこそ、
対話の余地があると思います。
対話とは、
それぞれ違った考えを持った人が
話し合いによって、
新しい考えを生み出すことです。
表面的には、
それぞれ考えは違っても
深いところで重なっているかも
しれません。
例えば、
国葬に賛成でも反対でも
国を思う気持ちは同じではないか?
と思うのです。
であれば、
国を思う気持ちのところで
話し合えば、
新しい考え方が生まれるかも
しれません。
それなのに、
二分化だ!分断だ!と言っているのは
対話することを拒否しているように
思います。
テレビで解説の方が
分断させないのが
政治の知恵なんじゃないか?
と言っていましたが
まさにその通りだと思いました。
政治的なお話は別にして、
これは、職場でも同じで、、
職場を良くしようという想いがあれば
表面的に対立していても、
協力できるのではないか?
と思うのです。
では、どうしたら、
相手の想いが分かるのか?
というと・・・
それは「話すこと」です。
相手と話さない限り、
どんな想いを持っているのか?
分かりません。
だから、
表面的に違うからダメではなく
もっと根本のところを
話す必要があるのです。
大事なことは、
表面的な対立を恐れることなく
まずは話してみることです。
話をしてみて、
同じ方向を向いているなら
一緒に協力できるはずです。
逆に、方向性が違うのでれば、
それぞれの道を行った方が
お互い幸せだったりします。
だから、話せば、
全てが解決するわけではありません。
しかし、
ちゃんと話もしないで、
表面的な違いだけで、協力しないのは
もったいないと思うのです。
私は、組織の問題の現場にいて、
圧倒的に話す時間が足りないと感じています。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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