岸田政権が発足して1年を迎えました。
ネットニュースを見ていたら、
面白い記事を見かけました。
自民党の世耕参院幹事長の
コメントです。
岸田総理は『聞く力』だけなく、
『語る力』も重視していただきたい
なかなか面白いことを言うな!
と思いました。
そもそも聞くだけでは成果が出ません。
成果は決断から生まれます。
総理大臣というのは、
リーダーです。
リーダーというのは、
できるか?どうか?は別にして、
やると決めたことをやる人のことです。
だから、
総理大臣に必要なことは
『決断力』です。
決断の結果、成果が上がれば、
人はついてきます。
リーダーというと
引っ張て行く!というイメージが
あるかもしれません。
しかし、
本当のリーダーは、
フォロワーが生まれることで、
結果として、リーダーになるのです。
では、どうすれば、
フォロワーが生まれるか?というと
この人と一緒にいれば成果が出る!
と思わせることです。
そう思えれば、
人は勝手についてきます。
だから、
成果が出ると思わせることが
大事です。
そのためには、
『ビジョン』を語ることです。
こんな社会を作りたい!
こんな日本にしたい!
ということを語ることです。
そうなったらいいな!と
共感する人が増えれば増えるほど、
大きなムーブメントになります。
で、ここで必要なことが
「聞く力」です。
たくさんの人に共感してもらうには
相手のことを知る必要があります。
そして、
人は自分の話を聞いてくれた人に
信頼感を覚えます。
それは、この人は分かってくれると
思えるからです。
この人は分かってくれているから、
自分が思っていることを
実現してくれるだろうと
思うのです。
そういう意味で、
「ビジョン」を語る上で、
周り人の話を聞くことも大事です。
ただ、聞いてもらったことと
「ビジョン」が違うと、
裏切られた感じがします。
聞いてくれた割には、
何も分かっていないじゃないか!
という訳です。
これでは逆効果です。
では、何が足りないのか?
というと・・・
周りの話を聞いた上で、
どうしてこのような決断になったのか?
を説明することです。
つまり、それは、
背景を語ると言うことです。
聞いたことを
そのまま実現することはできません。
立場によって、
何が適切かどうか?は変わるからです。
だから、どうして、
その決断になったのか?
背景を含めて伝える必要があります。
そういう意味で、
岸田総理には
『語る力』が足りないのかも
しれません。
しかし、
それをリーダーだけに
負わせるのは酷な話です。
リーダーが考えていることを
メンバーに伝えるのは、
幹部の仕事です。
岸田総理は『聞く力』だけなく、
『語る力』も重視していただきたい
これを組織の中で
岸田総理に直接言うのは
良いと思います。
国民に伝えるのに
幹部の我々にちゃんと伝えて下さい!
というなら分かります。
しかし、
国民に言っているなら、
国民にしてみれば、
それはあなたが仕事をしていない
からでしょ!
という話でしかありません。
何でもかんでも
トップができると思われるがちですが、
トップだって人間です。
出来ることと
出来ないことがあって、
お互い、補い合うから
チームでやる意味があるのです。
とはいえ、
世耕参院幹事長に
このように言われてしまう
岸田総理にも足りないところが
あるのだと思います。
世耕参院幹事長が
フォロワーになっていない
ということですから…
そういう意味でも
まだまだ「聞く力」も「語る力」も
足りないのかもしれません。
でも、トップは大変なんです。
志を同じにするなら
幹部の方にはトップの力になって
欲しいのです。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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