研修で学んだことはほぼ忘れる

先日、研修をした
お客様の会社の社長さんから
相談がありました。

 

研修で学んだことを
どうしたら定着させることが
できるのでしょうか?

 

人間の脳は1度学んだことを
1時間後には56%忘れ、
1日後には74%、
さらに1週間後には77%、
1カ月後には79%
を忘れてしまうそうです。

 

研修の講師をしている
私にしてみると何とも残念な話です。

 

しかし、
私が受講生の立場でも
同じようなことを起きるので、
仕方がないのだと思います。

 

とはいえ、
せっかく学んだことを
忘れてしまうのはもったいないです。

 

では、
どうしたらよいのでしょうか?

 

人ができるようになるステップは
5つあります。

 

「知らない」

「知っている」

「やってみる」

「できる」

「している」

 

研修で学んだり、
気付いたりするのは
「知らない」から「知っている」
のステップです。

 

私の研修では、
ゲームをやっているので、
「やってみる」のステップまで
いけると思います。

 

しかし、研修で
どんなに頑張っても、
「できる」ところまではいきません。

 

では、どうすればいいのか?

 

それは・・・

 

「やってみる」と「できる」
の間を繰り返すしかありません。

 

「やってみる」と「できる」
の間を繰り返すというのは・・・

 

「やってみる」場面を
たくさん作ることです。

 

研修で学んだことを
使う場を増やすということです。

 

つまり、研修で学んだことを
日常で活かすということです。

 

私の研修では、
新しく学んでもらうことと
職場の接点を作るようにしています。

 

職場で使えるイメージを
してもらっています。

 

ただ、すぐに
できるようにならないので、
イメージどおりに行かないと思います。

 

ここで、
やってはいけないことは、
研修でやったのに
どうしてできないのだろう?
と考えることです。

 

人は、1時間後には
56%忘れるのですから、
できなくて当たり前です。

 

どうして?と考えても
意味がないのです。

 

だから、
どうなっていたらいいんだろう?
というゴールから考えることが
大切です。

 

人はやりたいことしかやりません。

 

自分がやりたいことには
一生懸命になります。

 

だから、
やりたいことを考えたほうが
推進力になります。

 

それが、
「やってみる」と「できる」
の間を繰り返す原動力になります。

 

それを繰り返しているうちに
「できる」ようになります。

 

だから、
研修で学んだことは忘れる前提で
とにかくやってみたいと思うことを
やってみればよいのです。

 

「やってみる」を繰り返しているうちに
いつの間にか「できる」ようになります。

 

だから、私の研修は、
楽しくやるようにしています。

 

楽しければ、やってみようという
気になるからです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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