部下を評価しないことが育てることになる

前回のブログで、
知らないことすら知らない領域
があることを自覚することが
大事だと書きました。

 

学べば学ぶほど、知識の虜になって
自分が正しいと思い込み、
自分が見たいものしか見なくなります。

 

私は、組織開発には、
チームビルディングが必要だと
信じていますが、
その一方で、
チームビルディングだけが
正解ではないと思っています。

 

ビジネスモデルや
経営者の強みを考えた時に
チームビルディングでないと
成果がでないわけではないと
思うのです。

 

このように自分が信じているものでも
常に余白を持っておくことが
大事だと思っています。

 

そうでないと、
チームビルディングが分かっていない人は
ダメな人と判断して、
相手を批判することになります。

 

しかし、大事なことは、
成果を上げることで、
チームビルディングを導入することでは
ありません。

 

成果が上がっていれば、
それはそれで良いのです。

 

だから、
成果が上がっていない方には
チームビルディングを勧めますが、
成果が上げっている方には
チームビルディングを勧めません。

 

ただ、成果が上がっていても
今のやり方では限界があるとか
どうも上手くいかないと感じている方に
チームビルディングを勧めることはあります。

 

それでも、
チームビルディングが正解だとは
お伝えしません。

 

何がいいたいのか?というと、
これは、部下指導も同じだと
言いたいのです。

 

上司のやり方と
部下のやり方が違うという時に
上司は自分のやり方を教えます。

 

しかし、
部下は部下で自分が正しいと思って
そのやり方をしています。

 

自分が正しいと思っているので、
教えても、上司のやり方をやろう
とはしません。

 

で、上司は、
言うことを聞かないので、
部下のことをダメだと評価するのですが、
他に部下がいるわけではないので、
部下を代えることもできず、
成果も上がりません。

 

では、どうしたらよいのか?
というと・・・

 

成果が出ているか?を問えばよいのです。

 

つまり、
やり方が良い悪いと言うのではなく、
成果が出ているか?どうか?を
問えばよいのです。

 

部下が成果が出ていないと感じた時に
このままだと上手くいかないと自覚をして、
今までのやる方を変えようとするはずです。

 

その時が、
やり方を変えるタイミングです。

 

そこで、試行錯誤をさせながら、
成果が出るようにサポートすることが大事です。

 

これが、
部下のやり方を頭ごなしに否定すると
部下はやる気をなくします。

 

自分を否定されてやる気になる人は
いるかもしれませんが、稀です。

 

ましてや、今の若い世代で、
なにクソ!と思ってやる人は稀です。

 

だから、今まで以上に、
部下を否定することなく、
違うやり方にチャレンジさせて
上手くいく経験をさせる必要があります。

 

その時に、
上司のやり方と部下のやり方の
二者択一だと、
どうしても、部下を否定して、
自分のやり方に従わせたくなります。

 

この時に、
二者択一の思考から脱け出ていれば、
部下を頭ごなしに否定することは
なくなります。

 

部下が自分の想い通りに動かなくて
にイラっとしてしまう上司の方に
こう思って下さい!
と言っているのは・・・・

 

「そう来たか!」と思ってください!
ということです。

 

これは、
第3の選択肢を意識して下さい!
と言うことです。

 

上司のやり方でも
部下のやりかでもないやり方が
あるかもしれない・・・

 

そう思うことで、
知らないことすら知らない領域を
意識できるようになります。

 

そして、それが、
部下が部下らしく育つ環境を
作ることになるのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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