自律した組織になるための3つの条件

昨日のブログで紹介した
「学習する組織」入門を読んでいて
響いた文章があったので、
それを紹介したいと思います。

 

「学習する組織」入門

 

「学習する組織」を作るに必要な
「基本理念」
「理論・ツール・手法」
「インフラのイノベーション」
の3つのうち、

 

「理論・ツール・手法」の中の
「共創的に対話する力」について
こんなことが書いてありました。

 

ビジネス組織において、
良いアイデアを生み出すのも、
あるいは
そのアイデアを効果的な組織行動に
転換するのも、
そして、
行動が結果につながっているのか
マネジメントないし学習プロセスを実践するも
その成果は常に
私たちがどのような話し合いを行っているか
に大きく依存します。

 

この文章を読んだ時に
ホント、その通りだな!と思いました。

 

会社さんによっては、
「話し合いなんて必要なんですか?」
みたいな質問をいただくことがあるので、
そんな会社さんに
是非、お伝えしたい言葉です。

 

話し合いをすることなしに
良いアイデアが生まれたり、
そのアイデアを行動に移したり
その行動を振り返り、
学習して、成果につなげることは
できないのです。

 

では、どんな話し合いをしたら
よいのでしょうか?

 

あらためて、
「学習する組織」とは・・・

目標に向けて効果的に行動するために
集団としての意識と能力を
継続的に高め、伸ばし続ける組織

と定義づけられています。

 

ということは、
目標について話し合う必要が
あるということです。

 

ただ、そこで、
目標について指示してはいけません。

 

指示をしてしまったら、
それは一方的な伝達で
話し合いになっていないからです。

 

では、どんな話し合いをしたら
よいのでしょうか?

 

学習する組織(≒自律した組織)に
なるためには
自分で考えて自分で決めて
行動できるようになることが必要です。

 

だとしたら、組織の中で
そういう会話がなされている必要があります。

 

つまり、組織の中で
自分で考え自分で決める場面が
必要になります。

 

もし、上司が部下に
指示ばかりしていていたら
それは、自律的な組織にはなりません。

 

では、
自分で考え自分で決める場面とは
何でしょうか?

 

それが「1ON1」です。

 

一言で「1ON1」といっても
いろいろなやり方がありますが、
自律的な組織にするのであれば、
目標だけが共有されていて、
あとは自分で考えて決める話し合いに
なっている必要があります。

 

つまり、コーチング的になっていないと
このような話し合いにならないということです。

 

だから、
学習する組織(≒自律した組織)
になるためには、3つの条件が必要です。

 

①目標が共有されていること

全体の目標から各個人に
目標がブレイクダウンされていること
(目標が自分事になっていること)

 

②話し合いの場があること

1ON1とか言い方は別として
業務時間中に
話し合いの場が定期的にあること

 

③上司がコーチングできること

部下が自分で考え自分で決められるような
コミュニケーションスキルを
上司が持っていること

 

このような条件というか、
このような状態が続くことで、
初めて、自律した組織になっている
といえるのです。

 

社長さんにお話を伺うと
社員に考えて動けるようになってほしい
という相談をいただくのですが、
そのためには、この3つがそろうように
組織を変えていく必要があるのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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