組織作りのコンサルティングをして
一番、相談をいただくのが
人が辞めるのを何とかして欲しい!
という相談です。
どうして、人が辞めるのか?
社員さんに話を聞いてみると・・・
社長がすぐに怒るから・・・
となんていう話が多いです。
確かに、教育熱心の社長さんは
怒ることが多いです。
ただ、今の時代、
若い社員さんは怒ると辞めます。
では、
社長が怒らなくなったらよいのか?
というと
それは違う!と思うのです。
それはなぜか?というと
社長が怒っているからこそ、
商品やサービスの質が保たれている
からです。
怒っている社長さんに
お話をお伺いすると、
怒りたくて怒っている社長さんは
いません。
お客様のことを想うと
これだけは許せない!という理由で
やむを得ず怒っているのです。
そういう意味では、
良いか悪いかは別として、
社長が怒っているからこそ、
商品やサービスが選ばれているのです。
だから、
社長が怒らなくなったら、
社員は辞めなくなるかもしれませんが、
商品やサービスが選ばれなくなります。
それだと、本末転倒です。
だから、
社長さんは「こだわり」に対して
怒っていい!と思うのです。
ただ、
その怒りを社員にぶつけると
社員は辞めますよ!という話です。
では、どうなっていたらよいのか?
というと・・・
社長が社員を怒らなくても、
社長の「こだわり」が
商品やサービスに行き届いている
状態を作れば良いのです。
そのためには「しくみ」が必要です。
目標であったり、基準であったり
社長個人の感覚と切り離して、
わが社が選ばれている理由を言語化して
社員でも再現できるようにすることです。
ここで大事なことは、
目標や基準が決まったら、
やり方は任せるということです。
人と人は違います。
成果は「強み」によって生まれます。
人と人が違えば「強み」も違います。
人によって「強み」が違えば、
やり方も変わります。
だから、社員は、
社長と同じようなやり方はできません。
そもそも、
社長とは、能力も経験も違います。
だから、やり方を細かく指示しても
社員は社長と同じようにはできません。
社員は社員の「強み」を生かした
やり方を見つける必要があるのです。
社員が自分の「強み」を活かした
やり方を見つけない限り、
いつまでも社長が細かく指示を
しなければならなくなります。
実は、この細かく指示をすることが
社長が怒っていると言われる原因です。
社長は、熱意をもって、
上手くいかない原因を解決しよう
としているだけです。
なんで?(うまくいかないのだろう?)
どうして?(こうなるんだろう?)
しかし、社員にしてみたら・・・
なんで?(できないんだ!)
どうして?(やらないんだ!)
と責められているように感じます。
また、周りの社員たちも、
社長が問題解決している社員さんを
怒っているように見えます。
社長が寄り添えば寄り添うほど、
怒っているように見られてしまう・・・
私は、これを
「ハリネズミ現象」と呼んでいます。
近寄れば近寄るほど、
自分自身の針で
相手を傷付けてしまう・・・
気の毒に思います。
社長は悪くないのに・・・
だから、社長さんには
距離感を身に付けて欲しいと
思っています。
それが「コーチング」です。
コーチングというのは、
良い悪いの判断を手放し、
相手の思考で問題解決をします。
まさに、
相手の「強み」を生かした解決法を
一緒に考えるコミュニケーションです。
怒りたくないんだけど、
問題解決をしてあげたい社長さんには
コーチングを学んでもらいたいと
思っています。
私が主催している
チームビルディング経営塾で
社長さんに目指していただきたい
ゴールは・・・・
コーチング的な
コミュニケーションができるように
なってもらうことです。
本格的にコーチングができるように
なるには大変です。
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