コミュニケーションだけが改善することはない

丸川五輪相が、記者会見で、
東京都に対して、
オリンピック中の医療提供体制について
「そろそろ大会を開催する当事者として
お示しいただきたい」
と対応の遅れを批判したことが
話題になっています。

 

どうも、丸山さんと小池さんの
コミュニケーションが上手くいって
いないようです。

 

これでは、
オリンピック・パラリンピックが
上手くいくはずがありません。

 

ちゃんとコミュニケーションを
取って欲しいと思います。

 

ただ、
お客様からも依頼を受けるのですが
コミュニケーションだけが
改善することはないのです。

 

例えば、
営業部と製造部が対立しているとします。

 

社長が営業部の部長と製造部の部長に
コミュニケーションを取るように!
と言ったとします。

 

すると、
こんな答えが返ってきます。

 

どうして、あの人と
話さないといけないのですか?

 

対立しているわけですから、
話すように言ったぐらいで
話すわけがありません。

 

では、どうしたらよいのでしょうか?

 

これは、いつも言っている
チームの成果が出る公式の話です。

 

チームの成果=
「人」×「しくみ」×「関係性」です。

 

掛け算で表現していますが、
実は、順番にも意味があります。

 

「人」→「しくみ」→「関係性」
順番で手を打つと上手く行きます。

 

コミュニケーションを良くする
というのは「関係性」です。

 

「関係性」を上げるには、
その1つ前の「しくみ」を上げる
必要があります。

 

「しくみ」というのは、
会議の場だったり、
ビジョン、ミッション、バリューだったり、
共通の目的だったり、
ルールだったり、
役割だったり、
組織運営上、必要とされるものです。

 

つまり、「しくみ」を活用して、
初めて、コミュニケーションが良くなるのです。

 

だから、
コミュニケーションだけを良くしようしても
上手く行かないのです。

 

その場合は、
「しくみ」を整えることが必要です。

 

一番大事なのは、
ビジョン、ミッション、バリューです。

 

ビジョン:どうなりたいのか?
ミッション:何のためにやるのか?
バリュー:何を大事にするのか?

 

この3つがあって、
コミュニケーションが深まるのです。

 

コミュニケーションを深めるというのは、
「タンクマンモデル」の谷をくぐる
ということです。

 

「タックマンモデル」とは、
チームが成長する段階を
4段階で説明したものです。

 

チームが成長するには
①形成
②嵐
③秩序
④成果
という4つの段階を経る必要があります。

 

「U」の字のように
いったん谷に落ちて這い上がるように
「成果」が上がっていきます。

 

だれも好んで
谷に落ちようと思いません。

 

それでも、
谷をくぐろうとするのは、
その先に「ビジョン」があるからです。

 

その「ビジョン」を達成するためには、
イヤな人とも話さないといけない
と思うから話すのです。

 

そして、
そのイヤな人と話している間も、
関係が壊れずに話すことができるのは、
何のためにやるのか?という
「ミッション」が明確だからです。

 

そして、その話し合いの中で、
お互いに何を大切にするのか?という
「バリュー」が共有できているから、
秩序が生まれ、成果につながります。

 

だから、
上手くいていないのは、
コミュニケーションの問題なんですが、
コミュニケーションだけでは
解決しないのです。

 

そういう意味では、
オリンピック・パラリンピックの
「ビジョン」が明確ではないのでしょうね!

 

そう考えた時に、
あなたの組織には「ビジョン」がありますか?
という話なんだと思います。

 

上手くいく組織は上手くいくし、
上手くいかない組織は上手くいかない
というのは、
結局「ビジョン」があるかないかなんです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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