先日、お客様の社長さんと
お話をしている時に
こんなことをおっしゃっていました。
「怒りは誰も幸せにしない」
優秀な社長さんであればあるほど、
社員がやっていることに
もどかしさを感じていると思います。
どうして、そんな無駄なことをするのか?
どうして、そんなバカなことをするのか?
どうして、何も考えていないのか?
何も考えていないように見える
社員の仕事ぶりをみて、
怒りを感じることは少なくないと思います。
会社で起こっている出来事を聴くと、
そりゃ、怒りを感じるだろうな!
と共感する部分もあります。
しかし、今いるメンバーしかしないのです。
だとしたら、今いるメンバーで
どうやって成果を出すか?を考えるしか
ありません。
その怒りを相手にぶつけたとしても
成果が上がることはありません。
成果が上がる行動をして
初めて成果が上がります。
怒ったことで
成果が上がる行動が取れるように
なることはありません。
成果が上がる行動が取れないのは、
やる気がないのではなくて、
やり方を知らないからです。
だから、できないのであれば、
やり方を教えて、
できるようにするしかありません。
先日、コンサルティングの時に
私が決算書の読み方をメンバーに伝えて、
その数字を使って、
会社の戦略を理解できるようにしました。
そうしたら、
社長の伝えいたいことが
メンバーに伝わるようになって、
怒る必要がなくなった
ということでした。
そこで、あらためて、思ったそうです。
「怒りは誰も幸せにしない」
怒りは自分を奮い立たせる道具に
なるとは思いますが、
相手をやる気にさせる道具には
なりません。
いつもブログに書いていますが、
人はやりたいことしかしません。
社長さんから見ると、
その社員さんはやる気がないように
見えるかもしれませんが、
その社員さんが
会社にいるということは、
会社を良くしたいと思っているはずです。
なぜなら、
人は自分がいる環境を良くしたい
と思っているからです。
この会社にいたいと思わなければ、
この会社にいないですから・・・
人は選んでいるのです。
こんな話をすると、
今さら、他の会社に行けないから、
残っているだけだ!
みたいに言われることがあります。
しかし、
だとしたら、
その社員さんは、余計、この会社にいたいと
強く思っているということです。
他には行けないのですから・・・
この会社が良くならないと困るはずです。
だとしたら、
会社が良くなることなら
その社員さんは協力するはずです。
だから、
会社が良くなるやり方が
理解できれば、その社員さんはやるのです。
自分にとって良いと思ったことは
人はやるのです。
社長さんが怒らなくなるのも同じです。
私がいかに説得しても
怒らなくなることはないと思います。
しかし、社長さん自身が、
怒らないことが
会社にとって良いことだと理解できれば
怒らないことを選択します。
もっとも、人間は感情の動物なので、
怒りの感情がなくなることはありません。
しかし、
その怒りを表現するか?どうか?は、
自分で決められます。
この社長さんは、
そのコントロールができるように
なったそうです。
そのキッカケは、
「怒りは誰も幸せにしない」ということに
気付けたことだそうです。
自分でそれに気付けるのは、
素晴らしいことだと思います。
教わったことは、
すぐにできるようになりませんが、
自分で身に付けたことなら
すぐにできます。
結局、できるかどうか別にして、
人はやりたいことはやるのです。
やった結果、できるようになるのです。
だから、できるかどうかは関係ないのです。
それを組織として考えた時に、
それぞれのやりたいことの矢印を
どうやってそろえるか?の問題だと
思っています。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
1ON1が上手くいくポイントをお伝えします!
私のチームビルディングの仲間が、
セミナーを行います!
部下のモティベーションがアップして
問題解決のために
自発的に行動するようになる
1ON1面談9ステップテンプレート
実践セミナー
何を部下に質問すれば
課題を解決できた場面をイメージできるようになるのか?
面談をどのような順番で進めれば、
部下が自主的に行動するようになるのか?
テンプレートを使って、お伝えします。
詳しくはコチラをご覧ください!
コメントを残す